おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

②私の記憶の中の糸山氏と糸川氏

 ①の続きです。①の最後で、多分明日②を書きますと書いておきながら、随分日が経ってしまいました。どうも私には「継続力」が不足しているんですよね。楽しみにお待ち下さっていた皆さん、スミマセン。きっと、沢山沢山いらっしゃいますよね(笑)

 

 糸川英夫博士と言えば、「日本のロケット開発の父」と言われる天才科学者です。惑星探査機『はやぶさ』が目的地として向かった小惑星、あの『イトカワ』は博士にあやかって命名されたものです。

 さて、そもそも糸川英夫博士について今回書こうと思ったのは、「思いだした!」という私の記憶がきっかけでした。その記憶とは、

 「糸川氏って、確か年をとってからバレエを始められて、週刊誌にタイツ姿の写真が載ったりしてたような・・・」というものです。

 調べたところ、記憶に間違いはありませんでした。

 そして、これから書こうと思うのは、その「調べる」という作業の中で出会った、私が感銘を受け、そして是非皆さんにもお知らせしたいと思った氏の著書の中の言葉です。

 

 「向上のための一歩を踏み出すか、それがポイントになる。階段の下で立っているか、毎日一段ずつ上がっていくかで、十年たったら、いるところが全然違ってくる」

 「天才になるという方法は、まさにそのように、自分で階段を上がる方法を独創することなのである。そして、それを続ける根性と気力といえる」

 

 説得力ありますね。

 実際に、62歳からバレエを始められた氏は、毎日、新聞を一枚ずつ積み重ね、脚をより高く上げる努力を続けたのだそうです。

 「継続は力なり」とは、子供の頃から飽きるほど聞かされる言葉です。誰もがその言葉が真理であろう事は分かっていると思います。でも、実際にそれが実行出来るかどうか、そこに大きな隔たりがあるわけです。今までの人生で、何回も何回も身にしみた「継続は力なり」ですが、それに加えて、「続ける方法」も模索しなくてはと考えさせられました。十年後、少しでも高いところに立っていられるように。肉体的にも精神的にもです。

 

 話は少し変わりますが、皆さんは「木を植える忍者の修行」というのはご存じでしょうか。

 なんでも、

 「忍者は修行の始めに杉の苗を植える。そして毎日、その苗木を飛び越える訓練をする。最初は楽に越えられた杉もドンドン生長し、やがては大木となる。しかし、怠けることなく修行を続けたならば、その者はその杉の大木をも飛び越えられるような超人的能力を身につけられる」らしいです(笑)。

 

 ちょっと面白い「話」ですね。このお話は、「継続は力なり」という事を教えつつ、やはり糸川氏と同様、「方法」の大切さを逆説的に説いているような気がします。何事の修練であれ、適切な方法で行いたいものだと思います。

 ちなみに、忍者の修行の話をネットで調べたところ、「杉の苗」は成長が遅いために間違いとされ、一日に3㎝程度延びる「麻を植え」、最終的には「3m跳べるようになる」という説が正しい(?)とされているようです(笑)。

 つまり、努力を続けるにしても間違った方法で行うのは、あさはか、ということのようです。私もブログ継続のためのいい方法を発見し、あまり途切れること無く、続けていきたいものだと改めて思っています。では。