大豆って素晴らしい。
例えばこんな光景。
「いただきま~す」、一等最初に冷や奴にお醤油をかけ、でも、まずは油揚げの味噌汁を一口。
ほら、お豆腐・お醤油・油揚げ・味噌。
ぜ~んぶ、大豆から出来ています。
ご飯の前には「ビール!」っていう人なら、これからの季節、つまみは枝豆に決まりでしょう。
(もしかして、若い人の中には知らなかった人もいるかも。)「枝豆」って、「大豆」の若いものなんですよ。
これがホントの豆知識、な。
昔、職場の上司・N氏(故人)が定年退職なさる際、「これからは何を」とお聞きして、次のような会話になりました。
N氏「親から譲られた畑があってさ、百姓になる。枝豆つくろうと思ってる」
私 「百姓は大豆をつくると思います。枝豆をつくってるうちはアマチュアですね」
N氏「そうか、枝豆はアマチュアか。百姓になるのも大変だな」
そうおっしゃって、カラカラと笑われたのが印象深いです。
私が冗談交じりに生意気なことを言っているときも、いつも笑って受け止めて下さる方でした。
後日、お会いする機会がありました。
私 「百姓になれましたか?」
N氏「定年退職した部下どもが、畑、手伝いますって来て、オレ、やることないんだよ」
私 「小作に任せてるんですね」
N氏「そうなんだよ、地主なんだよ。百姓になるのも大変だな」
人徳ってこういうことなんでしょうね。
大豆のことを書くつもりが、思わぬ思い出話につながりました。
やっぱり大豆って素晴らしい。
だいずな事なので、二回書きましたよ。