山菜は買うものではないという強い思い込みがあるのです。自分で採りに行くわけではないので、どうやって手に入れるかと言いますと、人様から頂いて、ということになります。田舎に生まれ育った者の抜き難い習性なのです。
弘前に暮らすようになって、山菜を頂くという機会は滅多に無かったのですが、今年に限って、不思議なほど次から次へと頂きました。
拙ブログにも書きましたが、早春の自宅裏から採ったフキノトウが弾みをつけたのか、ワラビ3回、フキも3回、ネマガリタケ(細いタケノコで、青森県民のソウルフード)1回。いずれも美味しく頂きました。
息子その1も、どれもとても美味しいと、その独特の苦味を楽しんでおりました。山菜にあやかって「苦味走ったいい男」になるかも、なんてオフザケを考えていて思ったのですが、「苦味走ったいい男」って、ひょっとして絶滅危惧種なの?
昭和では良く聞かれた「苦味走ったいい男」。具体例をあげるなら、高倉健、渡哲也、山崎努、藤竜也とか?松方弘樹とか梅宮辰夫とか、バラエティー進出組は違うと思うの。大口開けて笑ったら駄目よね。「苦味走ったいい男」は、笑うときはかすかに口をゆがめる程度じゃなきゃね。それこそ、苦いものでも食べたかのように。
草刈正雄は、「苦味」の反対、「甘い」マスクの代表ね。
さて、最近は聞かれることのなくなった「苦味走った」に取って代わった、年配のいい男を表す言葉は「イケオジ」でしょうかね?調べましたら、竹野内豊、西島秀俊、玉木宏などの名前がありました。
「イケオジ」であるためにはルックスの良さに加えて、「カワイイ」要素も必要な気がします。可愛げのあるおじさんとでも言えばいいのかしらね。今日では、日本の文化の代表的なコンセプトである「カワイイ」ですが、おじさんの評価ポイントにまでなったとは。世はまさに「カワイイ」が正義!
少し苦いワラビを食べつつ、「イケオジ」に思いを馳せ、アクが強いと嫌がられるのは、山菜に限ったことではないようだと思ったのでした。では。