おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

前開きベストを編みました

 数年前のNHKテキスト『すてきにハンドメイド』を参考に、ベストを編みました。

 幅も着丈も2〜3cm小さくできちゃった、残念。やっぱり編み物で一番難しいのは、狙ったサイズ通りに完成させることだと、つくづく思います。

 でも着られない事はないので、これからの季節、活躍させたいと思います。若い頃はベストってあんまり着なかったのですが、年と共に「ちょっと羽織りたいな」と思う事が増えたので、きっとちょこちょこ出番があると思っています。

 津軽弁では、縫った物であれ編んだ物であれ、袖の無いベスト状の物を「胴着」と呼ぶようです。標準語では「ちゃんちゃんこ」ですかね。

 私の実家(青森県下北半島にあります)では、「半纏(はんてん)」のことを「ちゃんちゃんこ」とか「はんちゃ」と呼んでいました。では、袖の無い半纏、あるいは毛糸の前開きベストを何と呼んでいたかと言いますと、ズバリ、「袖無し」です。なんと分かりやすいネーミングでしょう。私の寸足らずなベストとは違って、ちょうどぴったり合ってます。さすが、その形から「まさかり半島」と呼ばれる下北の言葉らしく、スパッと切れ味いいですね。

 と、お国自慢したところで、少々他国のお話をしたいと思います。

 皆さんは、「南木曽(なぎそ)ねこ」ってご存知ですか?動物のねこではありません。長野県木曽郡南木曽町に伝わる防寒着のことです。

なぎそねこ 南木曽ねこ 婦人用 新柄 (色トンボ)

 Amazonの商品画像ですが、お分かり頂けますかね?後身頃しかないんですよ。「袖無し」どころか「前無し」。

 袖、前が無いことによって、仕事・家事・野良作業の妨げにならず、その上びっくりするほど暖かいそうです。ねこと呼ばれるようになったのには、『ねんねこ半纏から』『作業している姿が猫背だから』『猫のように温かい』など諸説あるそうです。

 分かるな〜。

 袖が無いと作業の邪魔にならないし、動きが楽なのよね〜。そして、背中が暖かいと全身暖かいのよ〜。

 こう言う事が分かるって年をとったからなんですよね。寒さが身に沁みるとか、窮屈だと肩が凝るとか、身を持って分かるようになって、初めて実感出来るというか。

 そして、かく言う私もベストの便利さ暖かさを享受出来る年頃になったというわけです。

 何枚もある手編みのベスト。暑くなる前に取っ替え引っ替え、コーディネートを楽しもうと思います。ベストドレッサー目指してね。では。