おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

『カーネーション』最終話、奈津じゃないといいな

 NHKBSで再再放送されていた朝ドラ『カーネーション』が終わりました。私は今回が初めての視聴です。

 名作と名高い『カーネーション』、評判通り面白かった。終わってしまって寂しいです。

 最終話は構成が凝っていて、オープニングのテーマ曲は無し。主人公が死んでしまった後のだんじり祭りに、ゆかりの人びとがにぎやかに集っています。

 「今、テレビ局の人が来て、お母ちゃんの人生を朝ドラにしませんかって」

 長女が言い、賛成する妹達。

 場面が変わり、その朝ドラの第一回放送日。病院のロビーのテレビの前に、車椅子で座っている老女の後ろ姿。テーマ曲が流れ、いよいよドラマがスタートする、というところで終わるのです。

 みていないという方にもお分かり頂けるといいのですが。

 で、その最後に登場する老女が誰なのかについてなのですが、ドラマでははっきりとは示されません。でも、その年齢からいって、恐らく主人公の幼馴染みの「奈津」という人物だろうと、ほとんどの視聴者は思うと思います。実際にネットを探してみると、「奈津」だといいな、という声が多いです。でも、私は最後の最後に愕然。絶対に「奈津」には見て欲しくない。

 お金持ちのお嬢様だった奈津の、大人になってからの人生は惨憺たるもので、戦後はパンパンをしていたことまで描かれているのです。それは人には絶対に知られたくない過去のはずです。

 「ブサイク、ブタ」とは、奈津が主人公に向けた怒りの言葉ですが、このドラマをみたあとは、こんな言葉では足りない怒りを主人公に感じるだろうと思います。

 すんごく面白かった『カーネーション』、最後の最後が本当に残念。なので、あの老女は誰か分からない謎、私はそう思うことにして、名作朝ドラ『カーネーション』に区切りをつけたいと思います。

 尾野真千子さん、夏木マリさん、どちらの『小原糸子』もステキでした。関西のうどんのように出汁のきいた味わい深い演技でした。

 そして、モデルとなった小篠綾子さん、まさに美味しいうどんのようなコシの強い人物でした。堪能いたしました。では。