おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

いま、鎌倉

 さてさて。

 親族控室に集合して親族紹介や集合写真撮影などを終え、一同は新郎新婦を先頭に列を成して、結婚式場へと向かいます。勿論、鶴岡八幡宮の境内を進むのです。

 平日とはいえ、鶴岡八幡宮です。大勢の人が見守る中をゆっくりと歩いて行くのです。

 「わー、お嫁さんだー」とか、

 「綺麗ね〜」と言われながら。

 ついつい浮かれて、新郎の伯母様(勿論、初対面)に、

 「私達、芸能人みたいですね」

とか言ってしまいました。誰も私達なんか見ていないのに・・・。

 そして、結婚式場に到着。

 上は昨日の記事でちょっと触れた、『舞殿』という建物です。大石段の真下にあります。舞楽や様々な行事を行う場所なのですが、結婚式も行なわれるのです。

 そうなんですよ。

 私が参列した結婚式は、この四方が開放された場所で行われたのです。風の強い中、本宮に向かう大勢の参拝客の視線を浴びながら。

 末席の私でもドキドキだったのですから、新郎新婦はさぞ緊張されたことでしょうね。両家の親御さん達も。

 勿論、滞りなく式は執り行われ、無事に一組の幸福な夫婦が誕生しましたよ。

 やー、鶴岡八幡宮での結婚式と知った時からワクワク感はありましたが、予想を超えましたー。

 今、鎌倉!凄い鎌倉感(笑)。

 さらに、後から調べて知ったのですが、この舞殿のある辺りは、創建当時は回廊があったのだそうです。そして、その回廊で源頼朝公の命で舞を舞ったのが、あの静御前だったのだとか。

 私は日本史は詳しくもなく、ただのミーハー的興味だけなのですが、さすがに、あの有名なお話の舞台(の後の建物)に自分がいたのだと思うとかなり興奮します。「やられたー!」って感じです。ノックダウン、つまり伸びたってことです。静ちゃんだけにね。続く。