さてさて。
親族控室に集合して親族紹介や集合写真撮影などを終え、一同は新郎新婦を先頭に列を成して、結婚式場へと向かいます。勿論、鶴岡八幡宮の境内を進むのです。
平日とはいえ、鶴岡八幡宮です。大勢の人が見守る中をゆっくりと歩いて行くのです。
「わー、お嫁さんだー」とか、
「綺麗ね〜」と言われながら。
ついつい浮かれて、新郎の伯母様(勿論、初対面)に、
「私達、芸能人みたいですね」
とか言ってしまいました。誰も私達なんか見ていないのに・・・。
そして、結婚式場に到着。
上は昨日の記事でちょっと触れた、『舞殿』という建物です。大石段の真下にあります。舞楽や様々な行事を行う場所なのですが、結婚式も行なわれるのです。
そうなんですよ。
私が参列した結婚式は、この四方が開放された場所で行われたのです。風の強い中、本宮に向かう大勢の参拝客の視線を浴びながら。
末席の私でもドキドキだったのですから、新郎新婦はさぞ緊張されたことでしょうね。両家の親御さん達も。
勿論、滞りなく式は執り行われ、無事に一組の幸福な夫婦が誕生しましたよ。
やー、鶴岡八幡宮での結婚式と知った時からワクワク感はありましたが、予想を超えましたー。
今、鎌倉!凄い鎌倉感(笑)。
さらに、後から調べて知ったのですが、この舞殿のある辺りは、創建当時は回廊があったのだそうです。そして、その回廊で源頼朝公の命で舞を舞ったのが、あの静御前だったのだとか。
私は日本史は詳しくもなく、ただのミーハー的興味だけなのですが、さすがに、あの有名なお話の舞台(の後の建物)に自分がいたのだと思うとかなり興奮します。「やられたー!」って感じです。ノックダウン、つまり伸びたってことです。静ちゃんだけにね。続く。