過日、鎌倉へ行って来ました。新幹線利用です。
新青森駅のホームは真冬の寒さ。関東の気温を考慮して秋物のコートにしたので、身にしみるような寒さです。新幹線に乗り込んだ時はホッとしました。
気持ちが緩んだからでしょうか。いつもは目にも入らない新幹線の床が、この時はやけにくっきりと見えたのでした。
雪の結晶模様です。
何回も何回も乗っている東北新幹線なのに、初めて意識にのぼったのです。人の目って、見ているようで見ていないものだと、つくづく思います。
(帰りの新幹線だって雪模様でしょうね。ゆきだけじゃなく)
タイトルの「いざ鎌倉」とは、「さあ一大事」のような意味なのだそうですが、新幹線車内で早速、一大事発生。ペットボトルのキャップが固くて開けられない!いつから?いつからこんなに固くなったの?それとも、私の指の力が足りないの?ペットボトルのお茶も飲めないなんて。本気でお隣の若い方にお願いしようかと思いました。
結局、キャップを回すのではなく、ボトルの方を回すと言う方法で何とか開けることが出来ましたが、久しぶりに旅に出て、真っ先に直面したのが自分の老いとは。
「いざ鎌倉」はいつだってすぐそこにある、認識を新たに、旅が始まったのでした。続く。