おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

面白うて、ちょっと悲しい京都

 ゆっくり朝寝するという夫をホテルに置いて、私は朝の散歩に出掛けました。折角の京都です。欲張りますよ〜!

 ホテルのすぐそばには『東本願寺』、そこから足を伸ばして『西本願寺』と、朝の人の少ない両寺院を静かにゆったりと、めぐりました。

 東本願寺から西本願寺に向かう時、細い小路を通ったのですが、味のある建物に魅力的な看板のかかる、中華料理店を発見したのです。

 小籠包が売りのお店のようですね。お店の名前は何かな?そう思って玄関を見ますと、引き戸の上のところに、控えめに店名が掲げられていました。

 包伸一、読み方は絶対に「つつみしんいち」に違いない。そして、スマホで「つつみしんいち」と打てば、変換候補の最初に出るのは、「堤真一」、あの有名俳優のお名前です。皆さん、試しに入力してみて下さい。堤真一、と候補が出るでしょう?

 たまらないねぇ、このダジャレネーミング。このお店、絶対に訪れたい!そう言えば、夫は中華料理が食べたいようなことを言っていたっけ。ホテルに戻ったらこのお店の話をしよう。そして、夜はこのお店でと提案してみましょ。

 ウキウキとホテルに帰り、夫にこの件を伝えたところ、快諾が得られました。ただ、

 「本当にダジャレでつけた店名なのか?」

と訊ねられ、そこは私も確信はなかったので、ネットで調べてみました。

 なんでも、こちらのお店は注文を受けてから皮を作り、出来立てを提供するというこだわりのお店ということで、

 一から伸ばして包む、という意味でつけた『包伸一』なのだそうです。件の俳優さんの名前についての言及はどこにもなく、勿論、ダジャレである旨など書いてあるはずもありません。でも、私は信じていますよ(キリッ)。

 さて、実際に訪れた『包伸一』、とっても美味しかったです。小籠包やよだれ鶏も美味しかったのですが、私のお気に入りは、ちまき八角の凄くいい香りに「包まれる」イチオシメニューです。

 

 さて、最後です。タイトルの「面白うて」の部分はお分り頂けたと思うのですが、「ちょっと悲しい」について説明したいと思います。

 文中に書きましたが、皆さんのスマホは「つつみしんいち」と打てば変換候補の最初に「堤真一」が出ると思うんですよ。でも、私のは違います。そう、「包伸一」って出るんです。実害はないですよ、無いですが、なんか悲しくないですか?(笑)

 

 今日の記事では、私のスマホの秘密を包み隠さずお話しました。明日はどんな旅の秘密が明かされるのか、どうぞお楽しみに、お付き合い下さいね。続く。