曽我兄弟の仇討ちについて調べていましたら、「曽我の雨」又は「虎が雨」という俳句の季語があると知りました。
曽我兄弟が仇討ちを果たし、そして兄の曽我十郎祐成が討ち死にしたのは旧暦の5月28日、雨の夜。その時以来、この日は決まって雨が降るのだとか。その雨を「曽我の雨」と言って夏の季語としているのだそうです。そして、亡くなった十郎祐成には虎御前という愛人がおり、十郎の死を悲しんで流す涙が雨となったという伝説から、「虎が雨」とも言うのだそうです。
今年の旧暦5月28日は、去る6月26日でした。曇り空を眺めながら、降るかなあ、どうかなあと一日気になったのですが、夜になって降りましたよ、弘前では。
「ホントに降るんだー」と、まあ、梅雨どきの偶然だろうとは思いつつ、ちょっと感慨深いものがありました。俳句が出来たらいいなあ。頑張ります。
もう一つ。同時にネットでゲットしたウンチクもご紹介したいと思います。
お正月にみる初夢は、「一富士二鷹三茄子」の順に縁起がいいとされていますね。これが実は「日本三大仇討ち」にちなんだもの、という説があるのだそうです。
曽我兄弟の仇討ちは、富士の裾野で行われた巻狩りの際に行われました。
赤穂浪士の主君、浅野内匠頭の家紋は丸に違い鷹の羽。
そして、鍵屋の辻の決闘では、見事大事をなした荒木又右衛門が名を成す、と。
面白いなあ、良く出来てます。
『鎌倉殿の十三人』をきっかけに曽我兄弟の仇討ち、そして日本三大仇討ちへと興味が広がって行きましたが、なかなかの奥深さでした。さながら横手のカマクラのごとし。では。