おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

小骨がひっかかるように

 昨日、友人と回転寿司にランチに行きました。

 メニューの中に分からない部分があり、空いている時間帯だったので、レーンの内側の職人さんに尋ねようと、軽く合図を送りました。その職人さんは、私に「ちょっと待って」というように手を挙げ、近くにいた若い女の子に、「注文、聞きに行って」と言いつけました。

 その若い子は「はい」とすぐに動いたものの、どのお客さんなのか分からず、戸惑ってしまいました。すると、職人さんが言ったのです。

 「お婆さんのところ」

 私は一瞬「えっ」とたじろいだものの、そうよね白髪頭だもの。自分では「見習い」のつもりでも、傍目には立派なお婆さんよねと、自分の心をなだめました。でも、やっぱり胸中は複雑なものがあり、小骨が喉にひっかかった様な感じなのです。同行の友人に言わずにはいられませんでした。

 友人はひたすらタッチパネルのメニューを見ているところでした。

 私 「ねえ、さっきお姉さんが聞きに来るとき、私の事、お婆さんのところって指示したんだよ。ちょっとショック」

 友 「はあ?違うよ。五番さんのところ、だよ。ここ五番だもの」

 

 拙ブログでも、「目が悪い」ことには度々触れているのですが、耳も悪くなったのでしょうか。聴力には自信があったのに。それとも、人の言うことが悪く悪く聞こえるよう、性格が益々ゆがんできたのでしょうか。

 その後、何事もなかったかのように美味しくランチセットを頂きましたが、添えられた汁物を飲み干しながら思ったのです。人の粗(アラ)ばかりみるような、そういうお婆さんにならないようくれぐれも気をつけなければと。「アラ汁」だけにね。では。