おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

②置かれた場所で咲いてみた

 今朝、ゴミを出しに外に出たついでに、我が家の裏にひっそりと咲くオルラヤを見に行ったところ、早く咲いたところはすでに種の状態になっていました。来年もこぼれ種が花を咲かせてくれるでしょうか。楽しみです。

 さて、本題に入ります。

 私は完全なインドア人間です。体を動かすことは嫌いです(リンゴの手伝いと、登山・ウオーキングを除く)。

 「人は得意なことを好み、苦手なことは好まない」 by 私。

 この持論に従えば、私が体を動かすことを好まないのは、体を動かすことが苦手だからという事になります。そう、その通り。私は運動神経が鈍く筋力も無いので、走る・跳ぶ・ボールを扱う、それらのことがとっても不得手。泳ぐことも出来ません。でも、体力が無いわけではないので、「歩く」事は人並みに出来るのです。人間ですからね、二足歩行は出来るのです。

 私同様運動神経の鈍い方には頷いて頂けると思うのですが、運動神経が鈍いと、人前で恥ずかしい思いをすることが多々あります。特に「生徒」だった頃は・・・。運動会は勿論、普段の体育の授業中だって、辛いこと悲しいこと恥ずかしいことが目白押しでした。

 高校時代の伝説的逸話があります。

 仰向けから上半身を起こす、いわゆる「腹筋」が一回も出来ずぶざまにうごめく私に、同級生女子が思わず呟いた一言、「芋虫みたい」。それを呟いたのが、成績は学年トップ・運動神経抜群・でもおとなしくて無口という子だったので、周りの受けた衝撃たるや。それからしばらくの間、悪友達の口まねレパートリーは「芋虫みたい」。皆が爆笑する中で、私も一緒に笑うしかありませんでした。「ひど~い」とか言いながら。

 そんな私でしたので、「運動」することを楽しいと思った事はほとんど無く、体を動かして、気持ちいいと感じる事さえ滅多にありませんでした。

 一ヶ月ほど前の事です。町内会でやっている、健康作りのための「体操教室」に参加することになりました。普段お世話になっているご近所の方が世話役を務めておられ、顔を合わせる度に「いらっしゃいよ」と誘われていたのでした。断り続けるのも心苦しいので、一度参加すれば義理も果たせるだろうと考えたのです。

 「お年寄りばかりだけどね」と聞いていたので、逆に「大丈夫だろう」という思いもありました。いくらなんでも、70代、80代に出来て、私に出来ないと言うことはないだろうと、珍しく「少しの自信」を持って「体操教室」に臨んだのでした。あくまで、「少し」の自信ですよ。たいそうな自信ではありませんでしたよ。続く。