去る6日、所属する山の会で講習会がありました。テーマは「キノコ」。
講師の方が前日に山から採ってこられた、本物のキノコを実際に見て勉強しました。何を?「食べられるキノコと食べられないキノコ」についてです。
でも、とてもとても。講師の方も「よく分からないものや自信のないものは食べない方がいいです」と仰っていました。
食べられるキノコが分かってそれを探しながら山を歩けば、確かに楽しさも倍増のことでしょう。でも、いいの私は。そんな高望みは致しません。グループのお尻にくっついて山頂を目指せれば、それで十分。
私に分かるのは、「私に見つかるようなキノコは、食べられない奴だ」ということです。
ところが、奇跡と言いますか、出会いといいますか、あるものですね。
津軽の地方名で「さもだし」と呼ばれるキノコがあるのですが、それは「三文の出汁が出るほど美味しい」という意味らしく、非常に人気のあるキノコです。標準名ではナラタケというものです。
今日は知人のりんご畑にお手伝いに行ったのですが、いくつか分散している畑のうち、「山の畑」と呼んでいる畑でした。リンゴをもぎながら知人が言いました。
「ここの畑はさもだしが出るんだけど、今年は雨のせいか多いみたい。私、昨日食べたの。美味しかった。後で探してみて」
そんなまさか。さもだしがそんな簡単に見つかるはず、えっ、うそっ
「これそうですか?さもだし?」
「そうそう。採っていって食べて」
ということで、お味噌汁にして夕食に美味しく頂きました。まさか私がさもだしを採れるとは、信じられない。本当にさもだしなの?ラッキー、ハッピー。
最後に、昔聞いたキノコにまつわる笑い話を披露します。
「きのこ採ってきたんだけどさ、お隣にあげちゃった。お隣、よっぽど嬉しかったんだろうね。一家そろって一晩中笑ってたよ」
ね、面白いでしょう?私もさっきから全然笑いが止まらないの~。では。