おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

2月の自分が7月の自分にエール

今週のお題「2020年上半期」

 

 2020上半期はコロナに始まり、そして下半期もコロナにくれていくのでしょう。

 

 2月の中旬頃だったと思うのですが、猛烈に手仕事がしたくなりました。新型コロナウイルスのせいで気分が落ち込み、でもこんなことで精神的に参ってはいけないと何かやりたいと思ったのです。

 実は、やろうやろうと思いつつ頭の中であれこれ思い描くばかりで、実際には見て見ぬ振りをしていたワンピースが3枚もあるのです。どれも気に入っているものばかり。でも丈に問題があるのです。なぜ今まで直しをしていないかというと、我慢すれば着られるから。でも、そんな気持ちで袖を通しても楽しさはないし、実際にその3枚は出番が少なくなっていました。

 一昨年の夏までは通勤やお出かけに着ていたワンピース。でも洗濯機で洗えるものばかりだから、着丈を直して今年の夏は普段着でガンガン着るぞ!そう決心して取りかかりました。

 一着目は簡単なのです。長すぎる着丈だったので、余分な長さを切って裾をまつれば完成。終わってしまえばどうと言うことも無い作業なのです。なんで取りかかるのはあれほど面倒なのか。いつも思うことです。

 

 二着目、三着目は難しい。なぜなら着丈が短いから。別布を足して長くしなければならないのです。

 別布は買わずに済ませたい。お金をかけたくない。手持ちの布でどうにか、どうにかならないか。今までは頭の中だけだった作戦を、あれこれと手持ちの布や古着(いつかリメイクしようと捨てられないでいるのです)を持ち出して行動に移しました。

 やっぱり、実際に手を動かすって大事ですね。「よし!」と思う組み合わせが決まり、いろいろ工夫もして、最後は「どうせ普段着なんだから自分が良ければそれで良し」と自分を鼓舞し(開き直りとも)、完成に漕ぎ着けたのです。

 

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左は紺色の無地に茶系の柄物をプラス。右は別布を裾に足すのではなく、もとの生地で挟みました。


 ちょうどこの一連の作業に励んでいた頃、他県に単身赴任中の夫から電話がありました。お互いの近況報告で、私はワンピースのリフォームをしていることを言い、続けて次のことを言ったのです。

 「でも、最近の中国のコロナのニュースをみていると、今年の夏まで私は生きて、このワンピースを着られるのかなって思う」

 夫は驚いたようで、「そういうことは言わないように」とたしなめられました。

 

 あれから半年がたち、とりあえず私は元気です。先日はリフォームした1枚を嬉しく着て友達に会い、さんざん自慢をしたところです。

 それにしても、本当なら今頃はオリンピック一色の日本だったはずなのに、なんという現実でしょう。私の生活はもともとがスティホームだったのですが、それでもやはりコロナの影響は大きく受けています。

 例えば。

 上に夫は単身赴任中と書きましたが、結構な遠方なのです。なので、この半年帰省することができず、これからもいつ帰ってこられるか分からない状況なのです。

 おっと気がつけば、この半年私は夫と会っていないし、この先もいつ会えるか分からない。これからの半年は、withコロナ・withoutハズバンドの覚悟をしなければならない2020下半期なのです。とにかく、元気で居ることが家族にも自分にも最大の孝行です。自分で自分にエールを送り、毎日を元気に暮らしていきたいと改めて思います。では。