おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

オオハクチョウからコクチョウへ

 昨日の続きです。が、内容はハクチョウについてではなく、コクチョウについてです。最初に白黒ハッキリつけておくことにします。

 

 ハクチョウについてネットであれこれ読んでいるうちに、以前旅行先で目にしたコクチョウを思い出したのです。読者の皆様はコクチョウはご覧になったことがありますか?

 「あああの、レストランの厨房で高い帽子をかぶった・・・」

 それ、コック長!

 

 えーと・・・。

 コクチョウはですね、黑い羽と真っ赤な嘴のコントラストが美しく、ハクチョウ以上に優雅と言ってもいい姿をしています。

 

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  Wikipediaより

 

 もう一度みたいものだ、近くで見られる所はないかしら、そんな動機でネットを調べ始めました。そして、面白い蘊蓄をゲットしましたので、皆様に紹介したいと思います。

 

 かつてイギリスには、

 ”It’s the same as looking for a black swan"という諺があったそうです。直訳しますと「黒いハクチョウを探すようなものだ」で、「無駄な努力」を表すそうです。

 「この世に黒いハクチョウなど居るわけが無い」、そんな風に思われていたからです。

  ところが、1697年、オーストラリアで固有種である真っ黒なハクチョウ、すなわちコクチョウが発見されてしまったのです。この事は大いなる驚きを持って当時のイギリスの人々に迎えられました。

 そして、この時以降、「 black swan」は、「常識を疑うこと」や「物事を一変させること」の象徴として使われるようになったのだそうです。

 さらには、金融・経済そして自然災害のジャンルで用いられる事の多い、「ブラック・スワン理論」というものも生まれたのだそうです。

 ブラック・スワン理論を簡単に言いますと、「あり得ない」と思われていたことが起きたとき、その影響は、「予想されていた事」が起きた場合よりもずっと大きい、ということの様です。

 この理論をネットで知ったとき、あまりのタイミングの良さにビックリしてしまいました。

  

 今、私たちを取り巻く状況、これはまさに「ブラック・スワン理論」そのものです。この状況がいつまで続くのか、また、どの様に動いていくのか。先のことは全く分からない現在ではありますが、 必ずや打開策は見つかると思います。「looking for a black swan」が無駄な努力では無かったように。そう信じたいと思います。では。