おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

アオサギからオオハクチョウへ

 去る4月28日にお堀で一羽のアオサギと思われる鳥を見た、と拙ブログに書きました。その後、友人にその話をしたところ、「アオサギですよ。最近お堀にいますよね」という嬉しいお言葉が。やっぱりアオサギだった~!

 

 昨日、知人のりんご畑に向かうべくお堀近くを車で通ると、件のアオサギが空を飛んでいくのが見えました。大きな鳥が空を飛ぶ様子は、見るだけで胸のすくような面白さがあると思うのですが、名前が分かっているとなおさらです。なんだか嬉しい気分で運転を続け、知人のりんご畑の少し手前、田植えが終わったばかりの田んぼの間を走っているときです。

 あっ、サギ、アオサギ

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 急いで車から降り、取りあえず一枚。「もう少し近づいて」、そう思っている内に、奴め、あっさり飛んでいってしまいました。

 お堀で見かけたのと同一個体だと思うんです。

 「サギが先回りしていたなんて。何かと油断のならない世の中だ」とか、

 「サギにサギ回りされた」とか、くだらないことがあれこれ脳裏に浮かぶ中、昔本で読んだ、鳥の重さに関するちょっとした知識も思い出したのです。

 

 アオサギがゆうゆうと飛んでいく様子をみながら、今までにこんなに大きな鳥が空を飛ぶ姿を見たことがあっただろうか。まずはそう思ったのです。そして少しして、ハッと思いました。灯台もと暗し。

 毎年毎年、春と秋。クークーという空からの声に目を上げれば、大小の群れをなして飛ぶ、オオハクチョウの姿が目にはいるじゃないか。そうだ、長い距離を飛ぶ鳥として、オオハクチョウは最大の鳥だと、昔本で読んだじゃ無いか。

 

 鳥の大きさを表すものとして、全長(嘴から尾まで)、翼開長(広げた翼の端から端まで)など、鳥独特の測り方があります。そして、鳥に限らず全ての生き物に共通の「大きさ」として、「重さ」というものがありますね。

アオサギ    全長88~98㎝翼開長150~170㎝体重1.2~1.8㎏

タンチョウヅル 全長102~147㎝翼開長240㎝ 体重4.0~10.5㎏

オオハクチョウ 全長140㎝翼開長205~275㎝ 体重7.4~15.0㎏

              (数値はWikipediaより)

 イメージとして、タンチョウヅルの方がオオハクチョウより大型のような気がすると思うのですが、それはきっと「脚」の長さのせいではないでしょうか。脚が長いとイメージ的にプラスなのは人間と一緒ですな。あしからず。

 

 さて。注目すべきは体重です。オオハクチョウはずば抜けて重いですね。鳥はフワフワの羽毛に包まれているので、ちょっと見は「ポチャ」っとしていますが、実は結構やせています。空を飛ぶためには無駄なお肉は邪魔でしかないですから。そしてここが重要なのですが、鳥の体の構造上、自分の羽で飛ぶことが出来る重さの限界は15㎏程度、つまりオオハクチョウが「飛ぶ鳥」としては限界の大きさなのだそうです。オオハクチョウは、鳥界では「ちょいポチャ」なのかもしれません。

 そう言えば、昨年長野に旅行した際、炉端焼きのお店で「キジ」を注文しました。

 「こちらがキジ一羽分になります」そう説明されたお皿の上。その量は、隣の息子その2と思わず顔を見合わせてしまった少なさだったのです。

 そうかあ、キジって大きく見えるけど、こんなもんなんだ。野生の鳥だもんねえ。ブロイラーとは違うよねえ。そんなとりとめの無いことを思ったのでした。

 

 話がそれました。

 オオハクチョウについてネットであれこれ読んでいましたら、とても面白い「雑学」を拾ったのです。そのことも書くつもりだったのですが、長くなりました。続きは明日にしたいと思います。では。