おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

蕗の煮物が美味しく出来た(自慢)

 昨日知人から畑で採ってきたばかりという蕗を頂いたのです。

 「これは山の蕗じゃ無くてチュウブキ(?)だから、アクが少ないから」とのこと。

 私の生まれ故郷は山菜の宝庫で(つまりド田舎です)、勿論蕗も、それはそれは立派なものが「山に行けば」採れるので、子供の頃から普通に慣れ親しんでいました。

 どのぐらい立派な蕗が採れたかと言いますと、次のような実話があります。

 都会から商用か観光で来た方が、たまたま道端にいた母に尋ねたそうです。

 客人 「この辺の人は蕗は食べないんですか?道端にあんなに生えているのに、なんで採らないんですか?」

 母  「こんな細い蕗は食用にしないんです。固いし。食べる蕗は山に行って採ってくるんですよ」

 母は私に、「その都会から来た人は分かったような分からないような顔をしていた」とおかしそうに言いながら、自慢げでした。まるで自分が蕗を作ったとでも吹きたいかのように。

 

 山に蕗を採りに行くと言っても、誰もが簡単にいけるわけではないのです。いい蕗を採るためにはかなり山奥に入る必要があり、いわゆる「山を知っている」人でないと、おいそれとは入っていけないのです。我が家の場合、叔父がその「山を知っている人」で、叔父が大量に採ってくる山菜をいつも分けて貰っていました。

 あるとき、まだ小学生だった私の二人の弟が、叔父から蕗採りに連れて行って貰うことになりました。喜び勇んでついて行った二人でしたが、帰宅後は「もう二度と行かない」とフキゲンでした。

 「蕗を採るのは面白かった。でも、採った蕗をしょわされて、蕗って、もの凄い重さなんだよね。地獄を見たよ」ということでした。

 

 さて。頂いた蕗の話にふっきします。

 こんなに見慣れた、食べ慣れた蕗でありながら、下ごしらえはいつも亡き母がしていたので、生の状態から自分で手をかけるのは自信がありませんでした。下茹でして、水にさらすんだっけ?なんか、筋を取ってたような気もする・・・。出来るかな?いや大丈夫、インターネットがあるじゃないか。ふっきれました。

 ネットで検索し、まずは塩で板ずり(実家ではそんな事はしていませんでした。何しろ大量なので)。それから茹でて水にとり、皮をむきます。一晩水につけておき、今日、出汁と醤油で煮物にしました。

 結果は、すごく美味しく出来たんです。我ながら上手!つまり、スジがいいってことですね。蕗だけに。最後は自慢になりました。

 人間、図々しくなるものですね、薹(とう)が立つと。蕗だけに。では。

 

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