おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

駄目と言われても、やっぱり鼻血にはティッシュ

 滅多に無いことなのですが、一昨日、鼻血が出ました。それも、夜、お風呂に入っていたときです。体も温まり、そろそろ上がろうかと浴槽から洗い場に出た瞬間、ポタポタと鮮血が床に落ちました。

 「あちゃー」と思いましたが、年の功でしょうね、落ち着いたものでしたよ。

 まず、蛇口の温度調節を「水」にし、洗面器に水をためました。血のついたタオルを洗うためです。お湯だとシミになる、真っ先にそんなことを思うのは主婦のサガですね。

 絞ったタオルで体を拭くのは右手、左手は止血するために鼻を押さえています。しばらく様子をみたのですが(その間にも片手で体ふきふき、頭ふきふき)、ちょっと止まりそうも無かったので、ティッシュを詰めることにしました。幸い我が家は脱衣所にボックスティッシュが置いてあり、お風呂場から手を伸ばせばギリギリ届く距離です。

 さて。

 ティッシュを適当な大きさに破り、丸めて鼻に詰めるわけですが、これはちょっと片手では難しい。しかも、裸で体は濡れているので、余計に難易度は上がっています。ただ、幸いなことに、鼻血が落ちるのは洗い場の床の上なので、水で流せば済みます。鼻血が滴るに任せ、「つっぺ」をつくり、鼻に押し込みました。これで大丈夫。あとはいつものお風呂上がりの一連の作業を、いつも通りこなしていけばいいわけです。時々「鼻つっぺ」を交換しながら。そして、あれやこれやの作業がすすみ、髪の毛も乾かし終わった頃、鼻血もだいたい止まりました。

 ネットなどで鼻血の対処法を調べますと、小鼻の辺りを15分程度押さえて止血するのが良い。ティッシュなどを詰めるのは静脈を傷つけたりすることがあるので避ける。などとあります。でも、実際に15分押さえているのはなかなかしんどく、やっぱりティッシュペーパーを丸めた「鼻つっぺ」が便利ですよね。

 えっ?「鼻つっぺ」って何って?

 スミマセン、思い出しました。そう言えば、以前息子にも言われたことがありました。

 「鼻つっぺって、回りで誰も言わないんだけど。お母さんしか使わない言葉だよ」って。

 そうなんですよ。「つっぺ」は「栓」と言う意味で、北海道と青森県の一部(下北半島)の方言らしく、同じ青森県でも津軽では通じないのでした。

 「つっぺる」=「栓をして、塞ぐ」という動詞もあります。私が文章中で使っていた「つっぺ」という言葉につっかかっていた方、ご理解頂けました?「つっぺ」が取れた気分でしょうか?

 それにしても、お風呂で鼻血って慌てますよ。もし脱衣所にティッシュペーパーが無かったなら、きっとかみに見放されたような気分になっただろうと思います。備えあれば憂い無し。皆さんも是非、脱衣所にはティッシュペーパーを。では。