我が家のリビングには満開を迎えた桜の枝があります。弘前市総合運動公園で剪定したものを、運良く頂くことが出来まして、その際、職員のお兄さんから、
「小さい芽は葉っぱだから、大きい芽の、花芽(はなめ)がイッパイついているのを選べばいいよ」と教えてもらいました。なるほど、なるほど、花芽の多いやつね。ちなみに、葉っぱになる芽は葉芽(はめ・ようが)と言います。
その時点では、私の頭の中では「花芽」と「つぼみ」の区別が明確ではなく、花芽が膨らめば「つぼみ」になり、やがて花開くのだろう、ぐらいに考えていました。でも、その考えはちょっと浅はかでした。
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左は「花芽」の状態です。そして、右の写真をじっくりご覧下さい。一つの花芽から複数の「つぼみ」が顔を出しているのがお分かりいただけるかと思います。私の観察したところ、一つの花芽からは五つのつぼみが出るようです。
この「五つのつぼみ」からハッと思い当たったのが、昨年体験した「リンゴの実すぐり」でした。
chokoreitodaisuki.hatenablog.com
上の記事に書きましたように、リンゴも花芽には五つの花がかたまって咲くのです。そのため、最も生育の良さそうな一つの実だけを残す、「実すぐり」という作業が必要になるのです。
そういえば、リンゴも桜も「バラ科」の植物です。同じ「科」の植物は同じ花のつき方をするのだなあと、当たり前のことに妙に感心し、嬉しさがこみ上げました。
それはきっと、本で知ったからではなく自分で「発見した」からこその「知る喜び」があったからなのでしょう。ちょっと嬉しさに浮かれたのですが、羽目は外さないようにしたいと思います。剪定枝を選ぶ際には葉芽は外しましたが・・・。では。