おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

「ねこ」しょってます

今週のお題「ねこ」

 

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 猫と言えば、このフォルム、そう、まあるい背中ですよね。「猫背」ってやつです。

 猫の猫背は可愛いのに、人間の猫背はいただけないですよね。抜群のプロポーションも、素敵なファッションも台無しにしてしまいます。

 かく言う私、残念ながらその猫背なんです。

 自分が猫背だと言うことは若い頃から気づいてはいて、なるべく背筋を伸ばそうと試みるものの、筋力のなさのせいか、すぐにくったりと丸くなってしまうの繰り返しで、一向に改善されませんでした。背筋の伸びた正しい姿勢の人々は、なんて腹筋・背筋の強い人々なのだろうと感心していたものです。

 そんな悪い姿勢で毎日を過ごしていたあるとき、十年ほど前でしょうか、「巻き肩」という言葉に出会ったのです。

 皆さんは「背中が丸い」と言った場合、二方向の湾曲があるということはご存じでしょうか。背中に十字架を背負っていると想像してみて下さい。背骨が柱、そして肩甲骨と肩甲骨を結ぶように横木が渡っています。この、柱が丸くなっている状態が猫背、そして、横木の両端が体の前面に向かって湾曲しているのが「巻き肩」と呼ばれる状態なのですが、私は実にひどい巻き肩だったのです。

 普通に「気をつけ」の姿勢で立つと、下ろした両手は太ももの前面に来るのです。でもそれが普通で、「正しい気をつけの姿勢では、中指はズボンの脇の縫い目に沿う」なんて、そうとう意識して始めて可能な姿勢だと思っていました・・・。

 「巻き肩」という言葉に出会ってから、意識が大きく変わりました。まず、巻き肩・猫背は見た目の問題だけではなく、全身がゆがんでしまうために、体の不調にも大きく関わっていると言うこと。そして、巻き肩を正すように意識すると、ビックリするほど楽に背筋が伸びると言うことです。

 肩の位置を意識せずに背筋だけを伸ばそうとするとかなり苦しいのですが、巻き肩・猫背をセットで意識すると、筋肉では無く骨で正しい姿勢が決まる感じがするのです。それだとかなり楽に背筋を伸ばした姿勢を保てるのです。ただし、「巻き肩・猫背」は何十年もの間、この身に染みついている悪い習慣です。そう簡単に直るものではありません。意識していないと、すぐにくったりしてしまうのです。

 思い出してみますと、母は猫背でした。そして、ウチの息子その2も保育園の頃にはすでに猫背でした。ひょっとして、猫背(巻き肩)って、遺伝という名の十字架なの?背中にしょうだけに。

 まあ、仮に何らかの遺伝的傾向があるとしても、自分次第で改善あるいは克服できるのですから、頑張って意識していきたいと思います。背筋の伸びた正しい姿勢は気持ちまで前向きにするそうですから。

 

 ↓ 以前にも紹介した我が家のみいちゃん。 

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 みいちゃんは背中に十字架ではなく、ティッシュペーパーを背負っています。

 カミつながりということで。では。