黒石市の紅葉の名所は、「中野もみじ山」の他に、「黒森山浄仙寺」と言うところがあるのです。
私がこの写真を撮っている位置の左側に駐車場があって、車から徒歩一分でここに至り、このまま門をくぐれば浄仙寺境内となります。ところが、ふと気づいたのですが、道路を挟んで向かい側も美しい紅葉の森が広がっており、しかも、遊歩道のような、登山道のような道が続いているようなのです。
行きたい。行ってみよう!ということで歩いてみたところ、大正解でした。
道は遊歩道でも登山道でもなく、お寺への参道であるらしく、素朴なお姿の観音様が何体も、紅葉の中に静かに立っておられるのでした(ちょっと表現を盛ってます)。
私は車で登って行って、お寺の門から舗装道路まで下りてきて、また登っていくという行程でしたが、出来ることなら最初から徒歩で登っていって ↓ この眺めに出会いたかったです。
ほら、「何、あれ」って思うでしょ?あの黄色は何?って。
答えは、一枚目の写真では左右にフレームアウトしている二本の銀杏の木なのです。
今が黄葉の盛りの銀杏の木。
大げさを承知で描写させて頂きますと、まるで、千万の黄色い小鳥が今一斉に飛び立とうとしているかのような、息をのむような黄色だったのです。
しつこいようですが、もう一枚ご覧下さい。
加工無しです。お天気も良くて、この写真はほとんど私がこのつぶらな(?)瞳でみたときのままですね。
最初はよその方の車が邪魔だなーと思ったのですが、黄色との対比がいい感じかもと思い直して、わざと車が入るように撮ってみました。遠近感というか、木の大きさも感じられて結果的に満足な一枚になりました。
お寺の境内に足を踏み入れる前に、既に美しい光景にお腹いっぱいの感のある私ですが、ここは、いちょうの調子を整えつつ、ゆっくりと歩を進めていきたいと思ったのでした。続く。