おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

黒石市・中野もみじ山の紅葉

 青森県には紅葉の名所が何か所もあるということは以前書きましたが、その名所の中でも、繊細な美しさで定評があるのは黒石市の「中野もみじ山」でしょう。例年、紅葉の季節は大変な人出で渋滞が起きたりするのですが、特に今年は、一週間前にテレビ番組(旅サラダ?)で取り上げられたせいか、例年を大きく上回る人出なのだとか。

 これは文化の日をはさむ三連休はとんでもないことになる!行くなら平日だ!ということで、昨日(木曜日)行ってまいりました。

 駐車場には結構な数の車が。平日なのに、ちょっと目を疑うレベルでした。ところが、駐車場のおじさんがおっしゃるには、

 「今日はいいほうだよ。昨日までは凄かった。この広い駐車場、満車でストップかけたんだよ」とのこと。テレビの力、恐るべし。

 

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 駐車場から「中野もみじ山」に向かう道のかたわら、ハロウィーン仕様でした。

 

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 もみじ山の紅葉は、ちょっと早いかなって感じでした。

 

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 もちろん、真っ赤に色づいたモミジもありました。

 中国から来たと思われる観光客が真っ赤なモミジの下で記念写真をとっていました。小さいお孫さんを抱っこした、まだ若いおじいちゃんに若いおばあちゃんが寄り添って、若夫婦から撮って貰っていました。おじいちゃんはお孫さんの手に、なんとかモミジを持たせようとするのですが、お孫さんはご機嫌良く持ってくれないのです。でもとうとう、おじいちゃんの粘り勝ちで、お孫さんがモミジを手にしました。その瞬間のおじいちゃんの笑顔。最高の笑顔が撮れたことと思います。もちろん、モミジのような手にモミジを持ったお孫さんも笑顔。おばあちゃんも笑顔。若夫婦も笑顔。素敵な日本旅行の思い出の一コマになったことでしょう。

 

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 15分ほど山道を登ると、『観楓台(かんぷうだい)』と名付けられた一角があります。あたり一面、全部カエデの木。

 赤、黄、そしてまだ緑のままのカエデの木が、それぞれの美しさをみせてずらりと並ぶ様は圧巻。「中野もみじ山」に行かれる方は、歩きやすい靴を履き、絶対に『観楓台』まで行って下さいね。

 

 この素晴らしいカエデの森を目にしたときの、胸のすくような気分。

 例えるならば、野球のピッチャーが、相手に一点も与えずに投げきった時のような素晴らしい気分なのです。そう、完封勝ちした時のような高揚感なのです。是非味わって頂きたいと思います。では。