おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

一日目は千葉への移動日 2

 東京から房総半島の南を目指した私でしたが、途中、「君津駅」で1時間の乗り継ぎ時間があったことは、昨日の記事に書いたとおりです。実は、君津の駅に着く前、既に列車の車窓から驚きの「発見」がありまして、しかも二つも。今日はその事を書きたいと思います。

 

 「姉ヶ崎」という駅がありました。東京湾沿いに工業地帯が連なっていたのですが、そのあたりは石油コンビナートがあるようでした。沢山の煙突が空を突き刺すように伸びていたのですが、その中の一本が勢いよく炎を吹き上げていたのです。なんで?煙突って、煙を出すためのものでしょう?なんであんなに盛大な炎が出ているの?

 ネットで調べましたところ、あれは「フレアスタック」と呼ばれる炎なのだそうです。石油精製所などでは精製の過程でどうしても有害なガスが発生します。しかも大量に。それらのガスは貯蔵するには危険であるため、完全燃焼させて「無かったこと」にしてしまうのだそうです。

 なるほど、仕組みが分かってみればスンナリ納得がいくのですが、初めて見た者にとってはかなり衝撃的な眺めでした。巨大なガスバーナーが空に向かって無意味に炎を吐き続けるんですよ、なかなかの見物(みもの)でした。

 

 さて、次はほんのちょっとした「発見」だったのですが、個人的には心躍りました。木更津の少し手前だったと記憶しています。一見、田んぼのようでした。でも違います。

 「レンコンだ!レンコンを栽培しているんだ!」

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 上の過去記事に書きましたとおり、蓮、大好きなんですよ、見るのも食べるのも。津軽にも有名な蓮の名所はありますが、あくまでも花を観賞するための蓮であって、北国では、食べるための蓮の栽培はないのです。

 旅行の楽しみは様々ありますが、自分の土地には無い植物や動物を見るのはたまりませんね。「日本は広いな~」なんて改めて思ってしまいます。

 車窓からでしたので、あっという間に通り過ぎた眺めでしたが、「ホース」も確かに見えました。以前テレビで見たことがあるのですが、レンコンを掘る際に水圧を利用する方法があり、太いホースから水を噴射していました。あのホースに違いない。ちょっと興奮しました。

 ところで、麦を栽培するのは「麦畑」。リンゴを栽培するのは「リンゴ畑」。ではレンコンを栽培するのは?答えは「蓮田」でした。ネットで調べたので間違いないと思います。そうよねえ、あの水を張った四角い土地は「田」、ですよねえ。その土地の方々は普通に呼び習わしていることでも、よその人間にとっては驚きに満ちていると言うことがあるものです。レンコンが「田」で作られるものであったとは。しつこいようですが、旅には発見があるものです。

 

 さて、話を進めます。

 私の千葉での目的は「鋸山ハイキング」で、鋸山に行くには「金浜谷」という駅で降りるのですが、私の宿泊予約したホテルはそこからさらに数駅先の「岩井」というところにありました。弘前を出発して8時間。やっと到着です。

 岩井駅のホームで撮った写真をご覧下さい。

 

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 ちょっと切れているのですが、上の看板には「八犬伝発祥の地」とあります。

 つくづくと、旅にはハッケンがあるものなのです。では。(続く)