おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

私がなんとなく嫌な感じがするだけ

 今日は土曜日だ。私は仕事を辞めて、いわゆる「毎日が日曜日」状態なのに、なのに、やっぱり土曜日は特別感がある。

 今朝も無意味に5時に起床して、なんとなくだらだらと家のことをいろいろして、NHKの朝ドラから『チコちゃんに叱られる』までボーッとみて、洗濯物を干したり畳んだり、ハッと気づいたらソファで眠っていて、今11時少し前。全然特別な土曜日じゃありませんね。

 

 「今週のお題」について書こうとパソコンを前に、とりあえずウォーミングアップのため、購読中のブログに目を通しました。

 あれ~、この若いお母さん、再びアイスクリームを1個だけ買って帰宅したんだ~。

 最近私がよく読んでいるブログの主は、二児の小学生の母で、フルタイムで仕事をされていて、忙しさに圧倒されること無く、お子さんとの「今しか無い時」を余裕で楽しんでおられて、微笑ましく、そしてちょっと羨ましかったりしています。しかも、文章がとてもお上手で。

 で、以前にも気になった事があって、それと同じ事が今日読んだ記事にも書かれていて、ほんの小さなことなのだけれど、妙に気になって、書いておくことにします。最初にお断りしておきますが、いいとか悪いとかではありません。私の「驚き」の記録です。

 その方は、帰宅途中コンビニに寄って、アイスクリームを一個買ったのです。自分用です。前回は食べた後の容器を息子さんに発見され、ブーブー言われたとありました。今回は、家に帰ったら息子がいたので、半分食べさせ、後の半分はなんとなく残しておいて、娘に食べさせたとありました。

 これを読んだだけで、私が何に引っかかったか、分かる人は分かると思います。そして、私のブログの読者世代は、私と同じように驚かれるのではないかと思います。しつこいようですが、いいとか悪いとかではないんです。ただ、驚くしか無い現実と言いますか、世代の違いなんでしょう。

 私達(50代ぐらい)の世代が小学生の子どもを育てていた頃は、家で食べるアイスクリームを、自分の分だけ買うという選択は無かったと思うんです。家族全員分、あるいは自分と子どもの分(笑)。そして、食べるときは一緒に食べる。違います?

 さらに、私達の母親の世代は自分の分は無し、アイスクリームなんて夢のおやつは子どもの分がせいぜいだったと思うんです。

 結局は「豊かさ」ということなんでしょう。アイスクリームなんて全然特別のものでなければ、「自分だけで食べる」という罪悪感なんか持つ必要ないですものね。母親が自分だけでアイスクリームを食べても平気な程、この国が豊かになったと思えば、めでたいことです。

 

 いいとか悪いとかではない、としつこく書きましたが、これは赤の他人の価値観だからそう言えるのだとわかっています。これを、もし将来、息子の嫁が孫に対してそうしたなら、すご~く嫌な気持ちになるだろうと想像がつきます。なぜなら、価値観が対立した場合、人は自分が正しく、相手が間違っていると思いがちだからです。さらに、我ながら情けないと思うのは、同じ事を息子がした場合は、それ程腹も立たないだろうという予想もつくことです。

 自分とは異なる価値観に、「?」と腹の中で「思って」しまうのは仕方ないにしろ、それを不必要に「口に出す」ことがないよう、気を付けたいものです。アイスクリームごときで人間関係が冷えてしまわないように。では。