おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

『なつぞら』ちょっと辛くなってきました

 4月から、朝ご飯はNHKの朝ドラをみながら食べることにして、月曜日から土曜日まで欠かさず見てきました。が、だんだん見るのが辛くなってきました。

 NHKの朝ドラをみるのは、考えてみれば40年ぶり。というよりも、テレビドラマ自体あまり見ないので、どうもあの独特のテンポと言いますか、整然とした台詞回しの作り物っぽさとか、なんか馴染めない。その点、アメドラなんかは吹き替えにしろ字幕にしろ、最初から非日常の作り物として見れるので気にならないのですが。

 

 昭和30年。『なつ』の同級生の『てんよう君』のお兄さん、東京の芸大で絵を学んでいるんですって。昭和21年には、暖を取るために焼いた石を抱いて寝る生活で、親子4人が食べていくのが精一杯だったのに。あの荒れ地が随分順調に立派な畑になったんですね。

 『なつ』が仮死状態の子牛を救うというのも、ちょっとまぶしすぎる筋書きじゃ無いですか?しかも、それを教室で再現してみせる芝居がかった(芝居ですが)展開・・。

 こんな風に感じるのは、私が不慣れでドラマ世界に入り込めていないからなんでしょうか。そうであれば、いずれ面白く感じる日も来るかとは思うのですが、もし、問題は私の性格にあるのだとしたら。うーん、その時は、そうですねえ、まあ、もう少し様子を見て考えることにします。

 

ja.wikipedia.org

 ところで、テレビドラマにいちいちうるさく突っ込みを入れるのは私だけではないようで。というか、世の中には、私以上に目の付け所が細かい方々がいて、ネットで「なつぞら」についての熱い議論を目にしました。

 その「突っ込みどころ」がどこだったかと言いますと、先週の、小学生の『なつ』と『てんよう君』が川の水を掬って飲む場面です。そのシーンの是非について教育的側面から議論されていたのです。

 北海道と言えばキタキツネ。一見可愛らしいあの動物が、恐ろしい寄生虫エキノコックス」の宿主であるのは有名です。そのエキノコックスの卵を含んだキタキツネの糞が流入している恐れがあるため、北海道では沢水など、生水は飲んではならないというのは絶対なのだそうです。それなのに、あのシーンはけしからんじゃないかというのがネット議論の大勢でした。

 世の中にはテレビドラマのシーンも、こんなに注意深く見ている人達がいるんだなあと感心しましたよ。そして、こんな風に突っ込みどころを探すぐらいの気持ちで見るのも、楽しみ方の一つなのかもしれないと思わせられました。きっと、ウチの息子達も、

「その楽しみ方、お母さんにぴったりだよ」と言うと思います。そして続けて、

「でも、俺たちにいちいち言わなくていいから」と釘を刺してくるのも予想できます。いいもん、ブログに書くもん。(皆さんはお付き合い下さいね)

 

 そうそう、リンク先のWikipediaにあったのですが、エキノコックス症は北海道限定ではないそうです。特に青森県では、2014年に20人の感染が確認されているそうです。

 青森県に暮らす私たちは勿論、GW等に他県から帰ってくる人も気をつけて下さいね。なんと言っても、帰省中なんですから。では。