おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

猫とルーズスキンと妊娠線と私

 ネコ、ライオン、チーター、ヒョウといったネコ科の動物は共通して、お腹に「たるみ」があるのだそうです。この「たるみ」をルーズスキン(たるんだ皮膚)といい、大切な役割があるんだそうです。

 たるんだ皮膚が防護服の役目を果たして、内臓を怪我から守ることができるというのも役割ですが、もっと重要な働きがあります。

 ネコ科の動物は瞬発力と機敏な動きが特徴ですが、それを可能にするのがこのルーズスキンjなのだそうです。体にピッタリとした洋服は動きづらいですよね。ネコ科の動物の、あの後ろ足を思いっきり伸ばした跳躍や、思いがけない方向へも瞬間的に動くことができるのは、動きを妨げない、つまり余裕のある皮膚があってこそ可能なのだそうです。

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   さて、ここで私のささやかな自慢話をお許し下さい。

 私は出産経験が2回あるのですが、妊娠線のないポコンとしたお腹をしています。この、妊娠線のない、という部分が自慢で、残念ながら、ポコンとしたがつくので、ささやかな止まりなんですね。

 妊娠線というのは、急激に体が大きく、つまり太ると、内部の成長に皮膚の伸びが追いつかないために、皮膚表面が裂けたようになってしまうことで出来ます。病院で見かけた妊婦さんの中には、かなり盛大に赤い線が走っている方もいましたね。この線は、一度出来てしまうと痕が残るもので、出産経験のある女性のお腹にはうっすらと残っています。

 妊娠線はすべての妊婦に出来るわけではなく、医学的に、妊娠線の出来やすいタイプ・出来にくいタイプがあるようです。そして、ここからは私の全くの独断なのですが、私には、自分に妊娠線が出来なかった心当たりがあるのです。

 私は今は立派な中年太りですが、子どもの頃は痩せていました。社会人になって、ちょっと太った時期もありましたが、妊娠するまで、概ね中肉中背の人生でした。ところが、痩せていた子ども時代から、普通体型だった娘時代まで、一貫して変わらないのは、常にお腹はポコンと出ていたという点です。そうなんです。私のお腹には、体型の割には余分なお肉と、それを覆う皮膚があったわけです。さらに、ちょっと太った時期の分は、ルーズスキンとなってお腹に残っていました。つまり、私のお腹の皮膚には余裕があったわけです。どうでしょう、皆さん?これを妊娠線が出来なかった理由と考えるのは非科学的でしょうか。

 

 今日、太っていること、お腹が出ていることは、「悪」のように思われています。しかし、私はここに言いたい。

 ネコ科のルーズスキン同様、女性のルーズスキンも役に立つのだ!と、声を大にして言いたい。私の声がかわきりです!(まあ、何の意味もないですが)では。