おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

NHKBSの番組表は、意図的?

 昨夜の7時、8時台のNHKBSの番組の対比があまりに凄まじくて、書きたいことは全然まとまらないのですが、とりあえず、どんな番組だったかだけ、書いておくことにします。

 

 BSプレミアムでは、『イギリス 白馬の王子様に会いたい!』 

 世襲貴族およそ800人が存在するイギリス。英国王室の栄光を支えてきた、貴族の華麗なる世界を紹介。

 

 そして、BS1では、『ボルトとダシャ マンホールチルドレン20年の軌跡』

 1998年、社会主義が崩壊したモンゴルの首都、ウランバートル。そこには、「マンホールチルドレン」と呼ばれる、住む家を持たない子ども達があふれていた。真冬の最低気温が-40℃にもなるウランバートルで、彼らがマンホールに暮らすのは、暖かい配水管で暖をとるためであった。友情を支えに、厳しい生活を凌ぐ二人の少年、ボルトとダシャ。

 10年前の同番組では彼らの生活に密着し、なんとか最底辺の生活から這い上がろうとし、そして再び転落するところで終わった。

 今回はその続編となる。いつ野垂れ死んでもおかしくない環境下で、二人は生きていた。そして再び這い上がっていた。彼らはどのように這い上がったのか?彼らの友情は?運命の女性とのその後は?そしてそれぞれの母との再会は?

 

 途中で何度も視るのをやめたくなるのですが、結局最後まで視てしまいました。途中にニュースの時間が入ったので、BSプレミアムにチャンネルを変えてみました。ちょうど、父の急逝により公爵家を継いだ若き公爵が、その責任の重さについて語っている場面でした。彼は30代のボルトやダシャよりもいくつか若い、ハンサムな感じのいい青年でした。

 チャンネルをBS1に戻しながら、イギリスとモンゴルと、そして彼らをお茶の間で視ている日本と、ちょっと世界が隔絶しすぎていて、何をどう考えればいいのか、呆然とする感じでした。

 

 BS1のドキュメンタリー番組のプロデューサーは、ボルトとダシャについて、「その姿は私たちに勇気と希望を与えてくれる」と、NHKのオンラインのページで書いています。

 うーん、どうでしょうか、「勇気と希望」ですかね?前回の放送があまりにも希望の無い終わり方で、彼らのその後を気にしていた視聴者は多かったようです。そういう方々にとっては、とにかく彼らが生きていたこと。職を得たこと。家族を持てたこと。字を覚えようと頑張っていること。それらは嬉しい報告だったと思います。でも、彼らのこれからは決して平坦な道では無く、綱渡りのようなものだということは容易に想像が付きます。どうか、怪我せず、病気せず、なんとか綱から落ちないようにと、願わずにはいられません。

 

 それにしても、この、「イギリス貴族」と「モンゴルマンホールチルドレン」を、背中合わせに持ってきたNHKの凄さ!意図的なのか偶然なのか。少なくとも「効果」はあったと思います。ドキュメンタリー単体以上のインパクトは確かにありました。

 インパクトあり過ぎで、考えがまとまらないぐらいです。番組を視た感想ぐらいは書きたいとは思うのですが、ほんとに頭がぼーっとする感じで、言葉になりません。この辺で終わりにしておきます。

 残念ながら、今日はダジャレも浮かびません。では。