おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

青森県も「落花生」をまきます

今週のお題「わたしの節分」

 

 鬼は外~、福は内~♪ ぱらっぱらっぱらっぱらっ 豆の音~ ♪

 

 節分には必ずこの歌を思い出します。私が子どもの頃は無かった歌だと思うのですが、息子その1が保育園で覚えてきて、元気に歌っていたのが、ついこの前の事のようです。特に、「ぱらっぱらっぱらっぱらっ」のところを、妙に歯切れ良く歌う様が可愛くて、「もう一回聞きたいな」とリクエストしたものです。

 その「ぱらっぱらっ」と可愛かった息子も、高校に入学した頃から、「ぱっぱらぱー」の道を歩み始め、随分親を悩ませてくれました。今はどうにか東京で勤め人をしておりますが、この先どうなるものやら。

 「鬼は外、福は内」ならぬ、「親はそっと、おふくろはウチで」見守るしかありませんね。

 

 さて。

 豆まきですが、北海道の方が何人かブログで書いてらっしゃいますが、青森県でも節分にまくのは「落花生」です。私が子どもの頃からそうでした。そして、まいた後は、当然拾って美味しく頂きます。なんて合理的でしょう。

 子どもって、「豆まき」好きですよね。私も二人の弟も、豆まきは楽しみでした。ところがです。母が言うには「家族で外出中の人がいるときは、豆まきはしてはならない」のだそうです。これが一般的なものなのか、うちの母親独自の哲学なのか、そこは不明です。そして、頭にくることに、うちの父親がいっつも飲み歩いている人で、子どもが起きているうちに帰宅することが滅多に無かったんですね。

 「今日、豆まきできる?」 

 「お父さんが帰って来たらね」

 私の「節分」の記憶は、楽しく豆まきしたことよりも、父を待ち疲れたあげく、がっかりしながら弟達と落花生を食べたことの方が、多いような気がします。

 今、自分も母親になって分かるのですが、子どもが楽しみにしている「豆まき」に帰ってこない『夫』に対して、母はどれ程腹立たしかったことか。母の失望は私たち子どもよりも、ずっとずっと深かったろうと思います。

 ああ、こうして、「豆まきをしない」家には、「鬼」嫁が住むことになるわけですな。

 我ながら上手いことまとまったと思うのですが、ちょっぴり悲しいオチになってしまいました。

 

 お口直しに、落花生にちなんだ美味しい物をご紹介しましょう。千葉県成田市の『なごみの米屋』さんの『ぴーなっつ饅頭』です。味はもちろん、袋の絵も可愛いの。贈答用のパッケージも可愛くて、超おすすめです。

  

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