おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

「映画館」の思い出

 今回が、200個目の記事です。よく続いているな~と、自分でも驚いています。これも、読んで下さる皆様のお陰です。有り難うございます。

 

 さて、滅多に映画を観に行く事もない私なのですが、この秋は『カメラを止めるな!』と『ボヘミアン・ラプソディ』を観に、3回も映画館に足を運んだんです。計算、合ってないだろ!って?合ってるんです、『ボ・ラ』は2回観たので(笑)。

 窓口で、「55才以上、1枚」って告げてチケットを購入するんだと思っていたら、違ってました。券売機で購入でした。お金をどこに入れたらいいのかわからなくて、もたつきました。確実に、世の中から置いてけぼりを食らわされてます。

 でもいいんだ、私には思い出があるもん。ということで、年をとった人間の特権、「昔話」を語りたいと思います。

 

 昨日の記事に続き、真偽のわからない笑い話です。40年以上も前のお話です。

 私の故郷は青森県むつ市です。今では地方の小都市の映画館は消滅の一途ですが、昭和50年代までは、むつ市にも映画館がありました。今時の映画館では、工夫を凝らした様々な割引サービスがありますが、昔は「学生割引」ぐらいしかなかったと思います。でも、むつ市には海上自衛隊の駐屯地があり、「自衛官割引」というものもあったんです。

 

 ある人が、初めて映画館に行きました。窓口に並ぶと、前の前の高校生が、「高校生1枚」と言って買いました。すぐ前の人も「自衛官1枚」と言いました。そこでその人も、「農業1枚」。

 こんな話で友達とゲラゲラ笑い転げていました。高校時代の思い出です。

 

 もう一つ、むつ市の「映画館」にまつわる思い出があります。

 伊丹十三作品の『タンポポ』って、覚えてます?大ヒット作『お葬式』の次の作品で、ラーメンウエスタンとかいう宣伝文句だったと思います。これを、弟二人と、三人で観に行ったんです。三人とも成人していたはずです。この映画には、面白い特典があって、映画のチケット1枚に付き1枚、映画館隣のラーメン屋さんの割引券が付いたんです。当然、映画の後は三人でラーメンを食べました。

 兄弟三人で映画を観たのは、後にも先にもこの時限り。ラーメンを食べたことも相まって、思い出深いです。

 なんだか、「映画館」をダシに、すっかり自分の思い出に浸ってしまいました。お付き合い下さり、ありがとうございました。