おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

トレド大聖堂前にスケートリンク!

 トレド大聖堂世界遺産です。どう思います?この扱い・・・。

 

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 大聖堂前の広場に、スケートリンクが設置されているんですよ。確かに、私達は通りすがりの観光客で、生活の場としてのトレドには、スケートを楽しみたい子供達が暮らしています。私はこの眺めにガッカリしたのですが、トレドの子供達は楽しそうでした・・・。どうなんでしょうねえ。

 話は変わりますが、その楽しそうに滑っていた中の、一人の少年に、私と息子達の目は釘付けになりました。背が高く、頭は小さく、十頭身!しかも、手足が異常に長い。

 

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 トレド大聖堂所蔵 「聖衣剥奪」 エル・グレコ

 

f:id:takakotakakosun:20181119212840j:plain プラド美術館蔵「イエスの復活」

 

 スペイン三大画家の一人、エル・グレコ。ちなみに、後の二人は、ベラスケスとゴヤだそうで、超豪華ですね、スペイン絵画史。

 トレドに行く前日、ツアーでプラド美術館を見学しました。その時、美術館ガイドさんから、「グレコの描く人体は縦に細長く引き延ばされているのが特徴です。こんな体型の人間は実際にはいないですよね」という説明がありました。

 

 スケートリンクを軽快に滑る十頭身の少年を見たとき、私と息子達はその説明を思い出したんです。

 「いるよ!グレコ体型(笑)」

 「スペイン人には、いるんだよ(笑)」

 「グレコ、見たまま描いてたんだよ(笑)」

 ということで、私達の間では、エル・グレコは写実の画家だという結論になったのでした(笑)。

 

 今日の記事、私はとても面白いと思って書いたのですが、もしかして、滑ってます?