おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

押し入れ開けられたら、困ります

13日(土)、弘前市で行われた「伝統的建造物」見学会の参加レポートもどきです。

 

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『旧梅田家住宅』 約160年前、江戸時代末期の武士の住宅。茅葺き屋根です。

 ↓ 内部です。

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 何か注意書きがありますね。アップにします。

 ↓

 

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 分かる~、押し入れまでは見られたくないわよねえ。(意味、違うか)

 

 『旧梅田家住宅』に隣接して、約200年前に建てられた『旧伊東家住宅』(県重宝)があります。伊東家は津軽藩藩医でした。だからでしょうね。『薬研』が展示されていました。薬研(やげん)とは、漢方薬などを作るときに、薬草などの材料をすりつぶすのに使う器具です。

 

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 薬研、って聞くと、凄く懐かしい気持ちになります。

 私の故郷・下北半島には『薬研温泉』という紅葉の名所がありまして、間もなく見頃を迎える頃です。薬研温泉の名前の由来は、温泉の湧くところ、いわゆる湯口が「薬研」に似ているためだと言われています。

 

 故郷はホントに何もない田舎なので、遠方の親戚が来たときには薬研に遊びに行きました。それから、大人になってからは、母や祖母を連れて日帰り温泉に行ったりしたことを思い出します。

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 上の写真は、日帰り温泉で良く利用した「ホテルニュー薬研」です。残念ながら、2年前に閉館してしまいました。閉館前に撮った記念写真です。

 

 ちょっと話が逸れましたが、古い建物に感じる「郷愁」って、年をとるほどに強くなりますね。今回のイベントの参加者は平均年齢が随分高くて、でも、皆さん、とっても楽しそうでした。こうやって、「昔を懐かしむ楽しみ」を実感してみると、年をとるのも案外楽しいことが待っているのかも、という希望がありますね。

 

 なんだか、未来にポッと灯りがともったような気分です。デントウ的だけに。