おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

萬屋錦之介はリアル、大五郎はフィクションだから

 13日、弘前市の「伝統的建造物」、簡単に言うと江戸時代の武家屋敷、の見学会というイベントがありまして、友達(58才)と行ってきました。

f:id:takakotakakosun:20181014191113j:plain「箱ソリ」というものです。

 

  これを見た友人、

  「これってアレだよね。大五郎が乗ってた、萬屋錦之介が押してたやつ」

 ハイ、言いたいことはわかります。懐かしのテレビドラマ「子連れ狼」ネタですよね。確かに同じような形で、ソリではなく車輪のついたものに大五郎は乗ってましたよ。そして押していたのは、大五郎の父、公儀介錯人・拝 一刀(おがみいっとう)。まあ、いいんですけどね、萬屋錦之介でも。おばちゃんにありがちな、これぐらいの「混同」に、「ちゃんとして!」なんていちいち突っ込んでたら、話が前に進みませんからね。

  

 恐ろしいのは、こんな可愛いレベルではなく、役柄と、演じている俳優の人格を混同してしまう人が少なからず居るという現実です。おばちゃんに限らず、若い人や男性にもいるようです。

 中学生の妊婦の役を演じた杉田かおるが街で罵声を浴びせられたとか、裕木奈江という女優が役柄のイメージのためにひどいバッシングを受けたとか、ちょっと持ち出す例が古くて恐縮なのですが、テレビの「洗脳力」って凄いですね。

 

 高校・世界史の古代ギリシャのあたりで、「デマゴーグ」って習ったの、覚えてます?「民衆扇動家」などと訳されますね。

デマゴーグ - Wikipedia

 

 古代ギリシャの時代から、人間って変わらないというか、簡単に操られてしまうものなんですね。

 

 さて。「見学会」のあと、目に入った「ブティック」に二人で入ったんですよ。見るだけ、って言いながら。30分後。あれっ、なんで私、荷物が増えてるんだろう?恐ろしい。これもやっぱり、人間がいかに簡単に洗脳されてしまうかという実例ですね。(こういうかいしゃくでどうでしょうか?言い訳じゃないですよ)