おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

『龍角散』にハマった時期がありました

 異味症(いみしょう)とは、病気や妊娠などが原因で、食物の嗜好が変わることで、異食症とも言うそうです。妊娠すると酸っぱい物が食べたくなる、というのは有名な例です。

 長男を妊娠したとき、とにかく『龍角散』が食べたくて食べたくて。「食べたい!」と思ったら、もう我慢できないの。居間に一缶、寝室にも一缶。車にも一缶常備して、信号待ちの間に一匙、大急ぎで口に放り込んでいました。

 妊婦健診では、「何か特別食べたくなったものはありますか」という質問をされたので、「龍角散」と答えたところ、「初めて聞きました」と看護師さんに言われました。

「特に問題は無いと思うので、食べていいですよ」ということだったので、出産するまで美味しく頂きました。出産後は、全然。思い浮かぶこともありませんでした。ところが、次男を妊娠すると、やっぱり『龍角散』という、「白い粉」無しではいられなくなったんです。

 

 面白いのは、そうやって生まれた息子二人は、「龍角散、うめえ」「龍角散、食べていい?」という、渋い子供でした。「咳が出るときだけだよ」と、あまり与えないようにしていたら、その内に思い出さなくなったのか、食べたいと言わなくなりました。彼等は今はどうなんでしょう。

 少なくとも、私は今は妊婦ではないので(自腹です)、『龍角散のど飴』のニュースを見て、久しぶりに思い出して書いています。

 

 友人で、妊娠中は『海老フライのしっぽ』と『カッパ巻き』が食べたくてしょうが無かったという人がいます。なんというか、庶民的というか、コスパがいいというか。

 私の『龍角散』も人の事は言えないのですが、「妊娠中」という絶好の機会なのですから、どうせ異味症になるなら「ウナギ」とか、「カニ」とかが良かったです。(あ、もとから好きな物は、異味症ではないのかな?)

 まあ、異味症の人の中には、線香とか土などを食べる例もあるそうなので、「食品」であっただけでも良しとすることにします。

 

f:id:takakotakakosun:20181009213901j:plain お台場、蝋人形館の坂本龍馬

 

 『龍』の字つながりで、坂本龍馬の写真をチョイス。

(特に意味はありません、ゴホン。)