おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

我、宇宙を創りたもう

 とうとう、iPS細胞で、卵子の元の元を作り出すことに成功!だそうです。いや~

凄い、凄いことです。

 

 実は、この私も負けないぐらい凄いんですよ。タイトルに偽り無しです。まずは、下の写真をご覧下さい。

 

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 今から15年前。私と息子その1の間で「錦石(にしきいし)ブーム」がおきていました。錦石とは津軽地方の名産で、磨くと美しい色・光沢が味わえる天然石で、小さな物はペンダントトップ等に。大きな物は床の間の飾り物等に加工され販売されています。

 近年は人気は下火らしく、日本一の「弘前公園桜祭り」に出店しても、「錦石店」は閑散としています。その錦石に、私はともかく、小学生の息子まではまったのですから、遺伝とは恐ろしい物です。

 さて、写真の説明に戻ります。15年前のある日。職場の玉砂利の敷かれた通路を歩いていた私は、ふっと目を引かれる物を察知しました。「錦石だ」、一個発見。あたりをじっくり見回すと、さらに2個。計3個の錦石を職場の敷地内でゲットしたのです。ポケモン・ゴーを15年前に先取りしていたようなものです。

 自分の机にもどり、入れ物を探したところ、飴か何かの空き瓶がありました。蓋の金色もいい感じの瓶だったので、水と3個の錦石をいれて机に飾って、しばらく眺めて楽しむことにしたのです。水をいれたのは、錦石は乾いた状態より、濡れている方がきれいだから。

 結果的に、水道水を入れたことが功を奏しました。

 最初は、少しの間、楽しむつもりだったんです。錦石といっても、たいしたものでもないし、飽きるか、水が濁るかしたら捨てるつもりでいました。ところが、いつまでたっても水は濁リもしないし、減りもしない。そのうちに、錦石から、モヤモヤと「藻」が育ち始めて。少しずつ、でも確実に育って。気づけば15年。ここまで来てしまったら、捨てられないでしょう。

 水道水の殺菌力で、この「藻」以外の、苔などの生命は失われたこと、何気なく締めた蓋が完全な密閉状態をうんだこと、私が物を捨てない性格であること、奇跡のコラボレーションが、この閉ざされた「系」に、ここだけの命の営みをもたらしたのです。これはもう、小宇宙といってもいいでしょう。そう、私は創造主なのです。

 

 創造主とは神。でも、さすがに、神様を自称するのは気が引けるので、「様」ではなく、「さん」付けぐらいにしておくことにします。「かみさん」ということで。では。