おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

チャーミングな大坂なおみちゃん

 大活躍のプロテニスプレイヤーに「ちゃん」付けもどうかとは思ったんですが、

「なおみちゃん」って呼びたい、大坂なおみ選手。

 

 日本でもアメリカでも、大人気のようですね。人気の秘密は第一にはその強さでしょうが、試合後のコメントの、試合姿とのギャップに萌える方も多いようで。NHKの朝のニュースのアナウンサーの方も、「大坂選手のインタビューが聞けてうれしい」とコメントしたりしてますもんね。

 

 特に日本での人気を高めている要因に、彼女の「名前」が一役買っているのではないでしょうか。名字も名前も、「いかにも日本人」って感じで、親しみやすい。ねっ。

 そうかも、って思った方、ちょっと待った~!

 フフフ、引っかかりましたね。実は、なおみ(Naomi)は日本人の名前ではなかったんです。もともとは旧約聖書・ルツ記に登場する、れっきとした「ユダヤ人」の名前なんです。ナオミ・キャンベルナオミ・ワッツといった、西洋人にそのお名前の方がいらっしゃるのは当然なんですね。

 では、なぜ、日本でも「なおみ」と言う名前が一般的になったのか。

 文豪・谷崎潤一郎に「痴人の愛」という作品があります。谷崎は主役の男女は、なにかハイカラな名前にしようと思ったんですね。M男とS女という、独特な登場人物の個性の一つとしてふさわしい名前をと考えた結果、「譲治」と「奈緒美」、そう「ジョージ」と「ナオミ」という外国風の名前を付けることにしたのだそうです。(昔、何かの本で読んだ内容です。だいたいこんな感じだったと記憶しています)

 「痴人の愛」からは、「ナオミズム」という言葉も生まれたし、映画化もされました。その結果、「なおみ」はすっかり日本人の名前として定着したというわけです。

 

 そうそう、男性の方を忘れていました。もちろん、「じょうじ」さんの方も、日本人の名前として一般的になりましたとも。長い年月の風雪流れ旅の末に。

 

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 弘前市のお隣、田舎館村の「田んぼアート」。2015年は「風と共に去りぬ」でした。

 この写真をチョイスしたのは、ヒロインが「スカーレット・オハラ」なので。「おはら」さんって、日本人の名字みたいでしょ?(小浜市オバマ大統領に乗っかった感じ?)