6月の末、長野県の小布施町を訪ねました。
小布施は栗の産地として名高く、新栗の季節には溢れるほどの観光客が訪れるのだとか。でも、それは自然に生まれたものではなく、魅力的な街作りに成功した、いわゆる「町おこし大成功!」なのだという感じがしました。
何回かに分けて、私の鋭い(?)嗅覚が捉えた、小布施・町おこし「成功の秘密」をお届けしたいと思います。
成功の秘密その1 「町の人が一丸となって取り組む意識の高さ」
町のいたるところに『オープン・ガーデン』が。一般のご家庭が庭を開放し、出入り自由、見学自由としています。私は3軒ほどしか見学出来ませんでしたが、手入れが行き届いているのはもちろん、皆さん、センスがいいの。ガーデニングに興味のある方なら、大いに参考になることと思います。
同行した息子その2の希望で「造り酒屋」も見学。事前予約すれば、丁寧に案内して頂けます。小さな「造り酒屋」さんで、私達たった二人のためにお時間を頂くのは申し訳ないぐらいだったのですが、丁寧で興味深い説明は面白くもありがたく、充実した時間を過ごさせて頂きました。こちらの酒屋さんの姿勢にも、「観光客」に対して積極的に関わっていこうという意気込みが大いに感じられました。
お庭を開放して下さる方々も、仕事の合間を縫って案内して下さる造り酒屋さんも、観光の町としての小布施に貢献しているのは勿論ですが、ご本人達にとっても大きな張り合い・やりがいとなっているのではないかと思います。そして、実はそのことが一番大事なことで、住民がいきいきと「やりがい」を持って暮らしているということが、目には見えないけれど、街全体の「空気」を作ることになっていると思うのです。
6月30日、午後3時、35℃。暑い暑い今年の夏の幕開けとなりました。
長野県と青森県の共通点は「リンゴの産地」であるということ。相違点は、
「長命県」と「短命県」であるということ。なんでですかね?
「旅日記」を書きながら、その辺についてもとっくりと考えてみたいと思います。
いがいな発見があるかもね、栗だけに。旅日記、続く。