おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ミトコンドリアと俳句

去る27日(日曜日)深夜、NHK・Eテレで放送された『575でカガク!』。ミトコンドリアを兼題(テーマ)に俳句を詠んでみようという番組です。大人気・夏井いつき先生出演です。私は俳句もミトコンドリアも好きなので、とても面白く視ましたよ。 chokor…

毒を食わば皿までも

今週のお題「好きなおやつ」 「おやつ」と「デザート」って、違いますよね。私は「デザート」は必ずと言ってもいいほど食べますが、「おやつ」は滅多に食べません。食べないようにしている、と言う方が近いかも知れませんが。 もともと基礎代謝が低い体質(…

澄むと濁るで大違い

私は「言葉遊び」のたぐいが大好きなのですが、それは私に限ったことではなく、時と場所を越えて日本人全体に言えることなんだと思います。きっとその理由は「同音異義語」が多いという日本語の特性に絡んでのことなのでしょう。 「世の中は、澄むと濁るで大…

なんとなく、ムズムズすること

急に寒くなって空模様もどんよりしているので、家に籠もって編み物をしています。編み物をする時はド近眼用の眼鏡を外し、裸眼(老眼です)で手許を見ているので、テレビを視ながらと言うわけにはいかないのです。眼鏡を掛けたり外したりの、てんてこ舞いに…

祖母は最初からおばあさんだった、わけではない

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」 母方の祖母について書きます。祖母は明治43年(1910年)生まれなので、生きていれば110歳ということになります。 私は祖母にとって初孫で、祖母は51歳で本物の「おばあちゃん」になった事になります。ちょっとビッ…

「バブみ」という言葉、バビルサの頭骨という商品

しばらく前の「はてなブログ」のおすすめに、下のようなタイトルの記事がありました。 乳母はバブみというより臓器売買 - 本しゃぶり 拝読させて頂いたところ、内容も大変面白かったのですが、内容以上に、心に残ったと言いますかインパクト大だったのは、「…

稲刈ってみた

「稗取り」のお手伝いに伺った知人の田んぼ。いよいよ稲刈りとなりました。「微力ながら」と、昨日お手伝いに参上したのですが、お手伝いになったかどうか。 初めての稲刈り、私にとっては有り難くも貴重な体験となりました。 秋晴れの津軽平野。田んぼ、林…

太宰治『皮膚と心』を読んで(読書感想文)

今更ですが太宰治にはまって、『皮膚と心』という短編を読みました。ので、感想文を書きます。 作品の体裁は、女性の一人語りです。主人公がどういう女性か知って頂くために、最初にざっくりまとめます。 三月に結婚致しました私どもは、弱く貧しい者同士で…

包み、包まれ

弘南鉄道黒石線に「田舎館駅」という駅があります。一見、何の変哲もない、「名は体をあらわす」という言葉を具現化したような田舎町の駅舎です。ご覧下さい。 さて、青森県民は様々なメディアで先刻ご承知でしょうが、こちらの駅舎の内部は、弘前市出身のG…

今日も稗(ひえ)の話です

田んぼの「稗取り」について書くために、ネットや電子辞書を駆使して調べものをしたわけです。私が知りたかったのは雑草の稗についてだったのですが、調べ初めにぶつかるのは、栽培種としての稗ばかりでした。 私がネットで何かを調べるときはWikipediaをあ…

稗(ひえ)って、知ってます?

稗(ひえ)って、なんとなく知った気で居たんです。稗とか粟(あわ)とか、白米が口に入らないような貧しい人々が、その代用品として食べる物というイメージでした。そして、それは栽培種の稗の事だったわけです。と言うことは、野生種つまり雑草の稗も存在す…

久渡寺山から

朝目覚めた瞬間、「寒いなあ」と感じました。ほんの一週間前の暑さが嘘のような、ここ弘前の気温の激変ぶりです。 ちょうど一週間前、6日の日曜日は、良く晴れて最高気温も恐らく30℃を超えただろうという、まだまだ夏の盛りの一日でした。私は普段は昨日のお…

上等舶来珍無類 後編

先週の水曜日(9月3日)に放送された、NHKBS3『刑事コロンボー愛情の計算』ですが、ちょっとビックリしたことがあるのです。 コンピュータで動くロボットが登場するのですが、その開発は一人の天才少年(10歳ぐらい?)に任されていました。勿論、その…

上等舶来珍無類 前編

上等舶来珍無類(じょうとうはくらいちんむるい)という言い回しを、耳にあるいは目にしたことはありますでしょうか。私はこの記事を書くために調べ物をして知りました。意味は皆さんの想像通り「(舶来品だから、あるいは舶来品のように)上等で、非常に珍…

「秋朝のバタ」という村上ワールド(プレバト)

昨夜のテレビ番組『プレバト』で披露された、フルポン・村上氏の句について書きたいと思います。 秋朝やバタにフォークの穴四つ 村上健志 私はこの俳句は上手いとは思いますが、あまり心動かされるものではありません。村上氏にしては少々物語不足と言います…

なぜタイトルは『女生徒』なのか(大人の本気の感想文)

今週のお題「読書感想文」 (続きです) 『女生徒』に散見される謎の文 この作品は一人の少女の「考えていること」が、そのまま活字となっているのです。例えば、 食堂で、ごはんを、ひとりでたべる。ことし、はじめて、キウリをたべる。キウリの青さから、…

太宰治『女生徒』を読んで(大人の本気の感想文)

今週のお題「読書感想文」 私が生徒だった頃。ざっと40数年前。40数年・・・、改めて驚きと言うより恐怖に近いような時の流れを実感します。そんな大昔でも、やっぱり夏休みの宿題と言えば「読書感想文」でした。 最近はめっきり活字離れしてしまった私なの…