おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

二日目 鋸山(日本寺境内)

 鋸山山頂を(ロープウェーで)征服した後、少し下って有料エリアである「日本寺」をお参りしました。見所が多すぎるので、簡単に文章を添えて、写真でご紹介したいと思います。

 

↓ お寺というよりテーマパークのような(笑)

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↓ 「百尺観音」に至る切り立った石の通路。ヒンヤリとした空気が漂います。

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↓ 思わず、おお!と声が出た百尺観音。交通安全の守り本尊だそうです。

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↓ 有名な「地獄のぞき」。先端の部分に三枚の石が敷かれているのですが、その内の一枚がぐらついていて、知らずに乗っかると慌てます。死ぬかと思います。凄い演出(?)だと思いました。

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↓「地獄のぞき」からの眺めはこんな感じです。

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↓ 山中の至る所に石仏がおかれています。

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↓ ほとんどの石仏は乾いている中で、この方だけ、緑の中に苔むしておられました。

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↓ 木の根ですが、まるで何かを指さすかのよう。そして指さす先には・・・

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↓ 指さす先には、こちらの首の落ちてしまった石仏が。「奥の院」を守護するかのようです。

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↓ 「奥の院 無漏窟」の釈迦如来。美しいお姿でした。

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↓ 日本一の磨崖仏。昭和44年に復元されたものだそう。復元ですよ。まがい物なんかじゃありませんからね。

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↓ 「頼朝蘇鉄」。源頼朝公がお手植えされた蘇鉄だそうです。根元に鎮座された仏様が可愛らしい。

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 いかがでしょうか。こんな感じでおよそ3時間、じっくりと見学して参りました。とにかく石段に次ぐ石段で、かなり膝に来ました。往きが下りならば帰りは登りなのだと、たっぷり身にしみました。

 もし、私の記事をお読みになって「鋸山、行ってみたい」と思われましたら、一日でも若いうちに。それが私からのアドバイスですね。写真は取り忘れましたが、有名な「東海千五百羅漢」もあります。羅漢を見るならアラ還のうちに、ということで。では。(続く)

 

二日目 鋸山へ

 千葉県は平均標高が約43mという、全国一標高が低い県だというのはご存知でしたでしょうか。私がなぜそんな事を知っているかといいますと、ネットで調べたからです。なぜ調べたのか。それは後ほど。

 

 旅は二日目。

 いよいよ今回の旅のメインイベント、「鋸山ハイキング」です。鋸山については、テレビ番組で知りました。

 山頂からの絶景。昔の石切場を利用した『地獄のぞき』と『百尺観音』。日本一の大きさと言われる『磨崖仏』。そして、山全体が「日本寺」の境内であり、至る所で目にする『千五百羅漢像』を始めとする数多の石仏。

 週末は大混雑と聞いているので、是非とも平日、それも天気のいい日に!

 願いが叶い、幸先のいいハイキングのスタートとなりました。

 山頂へはいきなり「ロープウェー」で向かいます。

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 このロープウェーの中で聞いたアナウンスに早速ビックリ。ざっくり書きますと、

「標高329メートルの鋸山は、この辺りでは一番高い山です」という事だったのです。一番高い山?329メートルが?じゃあ、千葉県で一番高い山って、なに山?標高は?ということで調べたわけです。結果、一番は愛宕山で408m、329mの鋸山は第6位だったのです。なんというか、さすが、標低日本一だけのことはあります。

  

 急勾配をものともしないロープウェーは、4分ほどで山頂駅に到着です。ロープウェーからの眺めも素晴らしかったのですが、山頂駅も、しっかり展望台が設けられていて、眺望を楽しむことができます。

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展望台で、気になるものを発見しました。

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 石造りのポストがありまして、投函口にとり付けられた金属のプレートに「シャロン・ポストーン」とあったのです。これは、確かめねば!

 私 「あの~、シャロン・ポストーンというのは、女優のシャロン・ストーンにかけてるんでしょうか?」

 職員のお姉さん 「名前は公募で決めたんですが、多分そうだろうと思います」

 

 ああ、いいものを見た。これだけでも来た甲斐があった、と思いました。

 

 

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そして、展望台から少し昇ると、そこはもう鋸山山頂。あっという間に山頂征服です。チョロいぜ!

 この時の私の気分は、お供のサンチョ・パンサを連れたドン・キホーテのように、意気揚々たるものでした。サンチョウだけにね。

 では。(まだまだ続きます)

一日目 「岩井駅」到着

 弘前を発って8時間、本日宿泊するホテルがある「岩井駅」に到着です。ホームの「八犬伝発祥の地」の看板は昨日紹介しましたね。

 

 私の生まれ故郷は青森県下北半島にありまして、目の前は海、津軽海峡が広がっていました。生まれたときから当たり前に海があったので、私は特に「海好き」ではありません。でも、今回の旅では、海を見るのもとても楽しみにしていました。

 私の故郷では、太陽は海から昇ります。

 それが普通、海は日が昇るところ。高校を卒業するまで、そう思い込んでいました。なので、19歳で日本海に沈む夕日を見たときは驚愕しました。そんな、そうか、そうなんだ。私はこの驚きを友人達に興奮して語ったのでした。

 私 「私の町では、太陽は海から昇って山に沈む。海に沈む町もあるんだよ!」

 友(札幌出身)「私の所では、ビルから昇ってビルに沈むけど」

 友(秋田出身)「畑から昇って、田んぼに沈むよ」

 

 岩井という所は海水浴場が人気の町で、私が泊まったホテルからは徒歩5分で海です。そして、その海は町の西側に位置し、つまり、夕日の沈む海なのです。幸いお天気にも恵まれました。

↓ ホテルの裏側に位置する砂浜です。

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 午後5時。日の永い時期なので、この時間でも太陽はゆっくりゆっくり沈んでいきます。そして、空を夕焼けに染めて太陽が沈んだ後も、見事な「残照」が見られるのです。

 

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 7時半を過ぎた頃。ホテルの部屋の窓からの眺めです。

 私の故郷にも弘前にもない、「海に沈む夕日」に大満足です。

 故郷にも弘前にもないと言えば、ホテルから海に向かう細い通り沿いの民家の庭先で発見したのがこちら ↓

 

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 こんな大きな夏みかんが自分ちの庭先になるなんて!夢のような光景です。ホントに日本は南北に長い!

 

 さあ、見たかった「海に沈む夕日」は見れた。思いがけず木になった夏みかんも見れた。明日はいよいよ「鋸山」だ。

 お天気もバッチリ。だってあんなに見事な夕焼けですもの。間違いありませんね。

 紫の残照が約束してくれています。そうざんしょう

 本日はここまで。では。

一日目は千葉への移動日 2

 東京から房総半島の南を目指した私でしたが、途中、「君津駅」で1時間の乗り継ぎ時間があったことは、昨日の記事に書いたとおりです。実は、君津の駅に着く前、既に列車の車窓から驚きの「発見」がありまして、しかも二つも。今日はその事を書きたいと思います。

 

 「姉ヶ崎」という駅がありました。東京湾沿いに工業地帯が連なっていたのですが、そのあたりは石油コンビナートがあるようでした。沢山の煙突が空を突き刺すように伸びていたのですが、その中の一本が勢いよく炎を吹き上げていたのです。なんで?煙突って、煙を出すためのものでしょう?なんであんなに盛大な炎が出ているの?

 ネットで調べましたところ、あれは「フレアスタック」と呼ばれる炎なのだそうです。石油精製所などでは精製の過程でどうしても有害なガスが発生します。しかも大量に。それらのガスは貯蔵するには危険であるため、完全燃焼させて「無かったこと」にしてしまうのだそうです。

 なるほど、仕組みが分かってみればスンナリ納得がいくのですが、初めて見た者にとってはかなり衝撃的な眺めでした。巨大なガスバーナーが空に向かって無意味に炎を吐き続けるんですよ、なかなかの見物(みもの)でした。

 

 さて、次はほんのちょっとした「発見」だったのですが、個人的には心躍りました。木更津の少し手前だったと記憶しています。一見、田んぼのようでした。でも違います。

 「レンコンだ!レンコンを栽培しているんだ!」

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 上の過去記事に書きましたとおり、蓮、大好きなんですよ、見るのも食べるのも。津軽にも有名な蓮の名所はありますが、あくまでも花を観賞するための蓮であって、北国では、食べるための蓮の栽培はないのです。

 旅行の楽しみは様々ありますが、自分の土地には無い植物や動物を見るのはたまりませんね。「日本は広いな~」なんて改めて思ってしまいます。

 車窓からでしたので、あっという間に通り過ぎた眺めでしたが、「ホース」も確かに見えました。以前テレビで見たことがあるのですが、レンコンを掘る際に水圧を利用する方法があり、太いホースから水を噴射していました。あのホースに違いない。ちょっと興奮しました。

 ところで、麦を栽培するのは「麦畑」。リンゴを栽培するのは「リンゴ畑」。ではレンコンを栽培するのは?答えは「蓮田」でした。ネットで調べたので間違いないと思います。そうよねえ、あの水を張った四角い土地は「田」、ですよねえ。その土地の方々は普通に呼び習わしていることでも、よその人間にとっては驚きに満ちていると言うことがあるものです。レンコンが「田」で作られるものであったとは。しつこいようですが、旅には発見があるものです。

 

 さて、話を進めます。

 私の千葉での目的は「鋸山ハイキング」で、鋸山に行くには「金浜谷」という駅で降りるのですが、私の宿泊予約したホテルはそこからさらに数駅先の「岩井」というところにありました。弘前を出発して8時間。やっと到着です。

 岩井駅のホームで撮った写真をご覧下さい。

 

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 ちょっと切れているのですが、上の看板には「八犬伝発祥の地」とあります。

 つくづくと、旅にはハッケンがあるものなのです。では。(続く)

 

 

一日目は千葉への移動日

 JR東日本が販売するおトクなきっぷ、「大人の休日倶楽部パス」を利用して、旅行してきました。私、大人なので。

 今回の旅の目的は二つ。「鋸山(のこぎりやま)ハイキング」と「クリムト鑑賞」です。

 

 一日目は移動日でした。鋸山は千葉県・房総半島のずっと南にありまして、青森県弘前市からは順調にいって7時間、私は順調にいかなかったので、8時間かかりました。それにしても、この「大人の・・・」販売期間は、年配の旅行客の姿が目立ちますね。ああ、「オトキュウ」なんだなと思われる、ご夫婦、お友達同士、楽しそうな光景を良く目にします。ご婦人方は制服のように帽子をかぶり、鞄を斜めがけ、足元はコンフォート・シューズってやつですね。リュックを背負った方もよく見かけます。

 40年ほど前、『カニ族』という言葉があったのを覚えておられますか。当時の若者の旅行スタイルのことです。体より大きなリュックを背負っていると、列車の通路は横になって歩くことになり、その様子が蟹のようだということで、『カニ族』。

 昔は旅行と言えば若者、という感じでしたが、今ではすっかり年配者の楽しみになりましたね。さしずめ、『エビ族』といったところでしょうか。ちょっと腰や背中が曲がっている感じが・・・。

 

 東京駅から総武線に乗り、初めての千葉へ(ディズニーランド、成田空港を除く)。

初めての千葉。やはり、いろいろと面白い発見があるものです。大きな発見から小さな発見まで、大なり小なり驚きの連続で、これが旅の醍醐味ですね。

 3泊4日の旅でしたが、拙ブログでは4日以上かけ、じっくり旅の記録を書いていこうと思います。

 

君津市にて

 順調にいかなかった、と書きましたが、東京駅での乗り換えに手間取り、君津という駅で1時間待つことになりました。

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 君津市は有名な「マザー牧場」があるらしく、立派な牛が出迎えてくれました。

「ああ、房総の房は、乳房の房」と大変納得したのでした。

 1時間の待ち時間を利用して、駅前を見学することに。

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駅前には立派なモニュメントが。一体何の形を表しているのでしょう。気になります。

 

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 こちらのカフェで「あのモニュメントは何を表しているのですか」と質問したのですが、「済みません。いつも見てるんですけど、考えたことなかったです」というお返事でした。そうそう、地元民って案外そんなものですよね。わかります~。その後、ネットで検索もしたのですが、結局分かりませんでした。ひょっとして、それって「機密事項」なの?君津だけに・・・。

 えーっと、写真のカフェのソフトクリームのポスターが分かりますでしょうか?バニラ・抹茶の他に「ピーナッツ」というのがあったんです。さすが千葉県!かなりそそられました。普通なら絶対食べる場面ですよね。ところが、なぜか私はソフトクリームはあまり好まないんですよね。結局食べず。を破れなかったのね、ピーナッツだけに・・・。

 えーっと、長くなりましたね。

 今日はここまでにします。まだまだ続きますが、筆がボウソウしないよう気を付けますので、お付き合い下さいね~。では。

それは、ギラギラと黄金に光り輝く・・・

今週のお題「わたしの好きな色」

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メモ用紙です。頂き物です。

 「金」、ゴールド。この色にときめかない人っているんでしょうか。大判・小判は勿論、金の延べ棒、金貨、そしてオリンピックの金メダル。折り紙だって、金は特別です。金には人類を惹きつけてやまない、特別な魅力がありますね。そして、その金の色が「金色」なのです。

 私はアクセサリーも、プラチナや銀には少しも惹かれないんです。なんと言っても金ですね。日本人の黄色い肌には「金」が一番しっくりくると思うんです。そして、金はアレルギー反応がおきにくいので、安心して身につけられるのも魅力です。

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 さて、そんな金好きな私ですが、最近一番のお気に入りの黄金がこちらです。

 

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 季節はずれは重々承知なのですが、ハマっています。

 以前はご到来物のサツマイモをレンジでチンして、「こんなもんでしょ」と食べるぐらいで、わざわざ買ってまで食べようとは思いませんでした。世間の「焼き芋ブーム」は知っていましたが、「へー」と思うぐらいで、それほど好物でもなかったんです。ところが、昨年、ガステーブルのグリルで使える「ダッチオーブン」というものを購入しまして、おすすめ調理に「焼き芋」とあったんです。よし、やってみよう!

 結果は・・・。何これ、おいし~い!レンチンとは全くの別物。でんぷんは調理法で美味しさが全然違うとは聞きますが、本当だったのね~。それ以来、チョイチョイ、サツマイモを買ってきては「焼き芋」にして食べているのです。でも、自分で買うようになって意識したのですが、サツマイモってお高いのね。びっくりです。そして、最近、季節はずれだからかな?「ワケありサツマイモ」として、安く売られているものを目にする様になりました。これは、買い。ということで、夏の「焼き芋」を楽しんでいるのです。

 ここで、ちょっと蘊蓄を。

 英語に「satsuma」という単語があります。サツマと発音します。なんと、「温州ミカン」のことなのだそうです。薩摩からアメリカに伝わったため、そう呼ばれるらしいです。へー、でしょ。サツマが芋でもなく、焼酎でもないとは。

 ということで、なんだか中途半端な感じですが、今日はここまでにしたいと思います。

 未完、ということで・・・。では。

 

私がなんとなく嫌な感じがするだけ

 今日は土曜日だ。私は仕事を辞めて、いわゆる「毎日が日曜日」状態なのに、なのに、やっぱり土曜日は特別感がある。

 今朝も無意味に5時に起床して、なんとなくだらだらと家のことをいろいろして、NHKの朝ドラから『チコちゃんに叱られる』までボーッとみて、洗濯物を干したり畳んだり、ハッと気づいたらソファで眠っていて、今11時少し前。全然特別な土曜日じゃありませんね。

 

 「今週のお題」について書こうとパソコンを前に、とりあえずウォーミングアップのため、購読中のブログに目を通しました。

 あれ~、この若いお母さん、再びアイスクリームを1個だけ買って帰宅したんだ~。

 最近私がよく読んでいるブログの主は、二児の小学生の母で、フルタイムで仕事をされていて、忙しさに圧倒されること無く、お子さんとの「今しか無い時」を余裕で楽しんでおられて、微笑ましく、そしてちょっと羨ましかったりしています。しかも、文章がとてもお上手で。

 で、以前にも気になった事があって、それと同じ事が今日読んだ記事にも書かれていて、ほんの小さなことなのだけれど、妙に気になって、書いておくことにします。最初にお断りしておきますが、いいとか悪いとかではありません。私の「驚き」の記録です。

 その方は、帰宅途中コンビニに寄って、アイスクリームを一個買ったのです。自分用です。前回は食べた後の容器を息子さんに発見され、ブーブー言われたとありました。今回は、家に帰ったら息子がいたので、半分食べさせ、後の半分はなんとなく残しておいて、娘に食べさせたとありました。

 これを読んだだけで、私が何に引っかかったか、分かる人は分かると思います。そして、私のブログの読者世代は、私と同じように驚かれるのではないかと思います。しつこいようですが、いいとか悪いとかではないんです。ただ、驚くしか無い現実と言いますか、世代の違いなんでしょう。

 私達(50代ぐらい)の世代が小学生の子どもを育てていた頃は、家で食べるアイスクリームを、自分の分だけ買うという選択は無かったと思うんです。家族全員分、あるいは自分と子どもの分(笑)。そして、食べるときは一緒に食べる。違います?

 さらに、私達の母親の世代は自分の分は無し、アイスクリームなんて夢のおやつは子どもの分がせいぜいだったと思うんです。

 結局は「豊かさ」ということなんでしょう。アイスクリームなんて全然特別のものでなければ、「自分だけで食べる」という罪悪感なんか持つ必要ないですものね。母親が自分だけでアイスクリームを食べても平気な程、この国が豊かになったと思えば、めでたいことです。

 

 いいとか悪いとかではない、としつこく書きましたが、これは赤の他人の価値観だからそう言えるのだとわかっています。これを、もし将来、息子の嫁が孫に対してそうしたなら、すご~く嫌な気持ちになるだろうと想像がつきます。なぜなら、価値観が対立した場合、人は自分が正しく、相手が間違っていると思いがちだからです。さらに、我ながら情けないと思うのは、同じ事を息子がした場合は、それ程腹も立たないだろうという予想もつくことです。

 自分とは異なる価値観に、「?」と腹の中で「思って」しまうのは仕方ないにしろ、それを不必要に「口に出す」ことがないよう、気を付けたいものです。アイスクリームごときで人間関係が冷えてしまわないように。では。